ロシア議会、「反ウイルス」法案を可決 隔離に背くと禁錮7年も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-52115854-bbc-int
【BBC】
ロシア議会は3月31日、一連の「反ウイルス」法案を可決した。同国で新型コロナウイルスの感染者が急速に広がる中、厳格な法案と修正案はかつてない早さで議会を通過した。

ロシアでは現在、感染拡大を抑えるために厳しいロックダウン(封鎖)が行われている。今回決まった法律では、隔離のルールを守らなかった場合、最大7年の禁錮刑を科される。

一連の修正案で最も厳格な7年の禁錮刑は、新型ウイルスに感染している人が隔離から逃げ出し、それによって他の人が亡くなった場合に科される。

また健康な人でも、自宅にとどまる命令に背いただけで多額の罰金を科せられるほか、流行に関する危険なフェイクニュースを拡散した場合には最長5年間の禁錮刑を受ける可能性もある。

ロシア政府はすでに、議会から非常事態の宣言と、必要であればさらなる制限を導入する権限を与えられている。