射殺の黒人女性遺族に和解金12億円 米ルイビル市、警察改革を約束
産経新聞 2020.9.16 08:55国際米州

米南部ケンタッキー州ルイビルで3月、就寝中だった黒人女性の救急救命士、ブリオナ・テイラーさん=当時(26)=が警官に射殺された事件で、
ルイビル市は16日、遺族に1200万ドル(12億6500万円)の和解金を支払い、警察改革に取り組むことで合意したと発表した。

遺族が4月に民事訴訟を提起。弁護人によると、警官の発砲によって死亡した黒人女性のケースでは過去最高金額となるという。
フィッシャー市長は会見で、テイラーさんの死に対し「深くおわびしたい」と謝罪。警察改革には、捜査令状の取得方法の見直しなどが含まれている。
テイラーさんの母親は「(和解は)ブリオナの完全な正義を得るための始まりに過ぎない」と述べ、関わった警官の刑事訴追を求めた。

事件では薬物捜査の令状を持った警官らが、テイラーさんの自宅にノックをせずに突入。
テイラーさんは就寝中だったが、交際相手が警官を侵入者と勘違いし発砲したところ、警官も応酬し、少なくとも8発がテイラーさんに当たり死亡した。
テイラーさん宅からは薬物は見つからなかった。

人種差別撤廃を求める抗議活動の象徴的な事件で、テニスの全米オープンでは大坂なおみ選手が1回戦でテイラーさんの名前が書かれたマスクを着用し、
抗議の意を示した。
https://www.sankei.com/world/news/200916/wor2009160014-n1.html

黒人犯罪者やチンピラじゃなくて警察の誤認発砲で殺された純然たる被害者か。 そりゃ賠償金12億円もやむなし。