https://www.denkishimbun.com/archives/100798
高温ガス炉で水素製造、30年めどに技術開発/政府
New 2021/01/12 1面
◆天然ガス価格並み目指す
政府は2050年カーボンニュートラルに向け、高温ガス炉を活用した
水素製造の技術開発に注力する。今年、再稼働を見込む高温工学試験研究炉
「HTTR」などを活用し、30年をめどに水素製造の技術開発を進める。
「実質ゼロ」達成にはカーボンフリー水素が必要で、原子力技術を活用すれば大量、
安価に供給できる可能性がある。発電、産業用の熱供給と併用することで、
50年に天然ガス価格並み1ノルマル立方メートル当たり約12円のコストを目指す。
50年「実質ゼロ」達成には、あらゆる選択肢の追求が不可欠で、
政府は原子力分野でも革新的技術の開発を進める。経済産業省が昨年末に
政府の成長戦略会議で報告した「グリーン成長戦略」で、
原子力分野は「小型炉」「高温ガス炉」「核融合」の3本柱が掲げられた。
中でも高温ガス炉は既に研究開発炉が国内に存在し、日本が一定の
優位性を持つ分野として知られる。


コールダーホール炉との違いがいまいちわからん