【コラム】文化財保護なのか、鎖国なのか=韓国
中央日報 1/21(木) 10:37配信

「外国人が韓国の古美術を買いたくても搬出が不可能なので買うことができない。
文化財庁側は古木であっても50年を越える物は全て検閲するが、ただの平凡な資料にすぎない多くのものまで敢えて我々が頑なに握っていなければならないのか」。
昨年末、「崩れる古美術市場、その診断と処方」というタイトルの専門家シンポジウムにおける「トンインバン」チョン・テヨン代表の哀訴だ。
出席者は美術品・文化財の海外搬出を禁止することによって、我々自ら韓国資産の価値を削っていると嘆いた。

だがそれは古美術だけだろうか。
たとえば、李健熙サムスン前会長他界後、関心を集めている彼のコレクションの中には李仲燮・朴壽根など近現代の巨匠の絵もある。
サムスン家はこのコレクションに対する鑑定評価を依頼したが、彼らの作品は除いたという。
処分の意思がないということもあるが、仮にあったとしても李仲燮・朴壽根の作品がグローバル市場に公開されることはほとんど不可能だ。
1950〜60年代に他界した彼らの全作品が、製作年代上、「一般動産文化財」の条件に符合するためだ。
(中略)
「私の絵が飛行機に乗るんだね」。 1955年、李仲燮の作品に魅了された米国の少佐が彼の銀紙画(たばこの包み紙の銀紙に描いた絵)3点を購入し、ニューヨーク
現代美術館に寄贈したという便りを聞いて作家が話した言葉だ 。今は海外の有名美術館がいくら高い値をつけても彼の絵がこの土地を離れることはない。
兪弘濬前文化財庁長は古美術海外搬出を原則的に禁止したことを「文化財鎖国主義」と指摘し、「一国の文化財は異郷の地でその国の文化外交使節役を果たす」と話した。
李仲燮の絵がこれ以上ニューヨーク行きの飛行機に乗れないことは、文化財保護だろうか、鎖国だろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb2ca60e631182380e24d8e35435ee054fa00c11

こんな事をしているから、海外の博物館や美術館でも日本中国のそれに質量ともに大差を付けられて肩身の狭い思いをするのも自業自得である。

その上戦前に海外流出した朝鮮由来の文物も「正統な所有者のウリナラにタダで戻せ」なんて練り付いてくるから余計に展示が減る始末ですが。