ガーキンの批評は、ロシアのミルブロガーと軍事愛好家が、特に5月初旬のビロホリフカでの劇的な川渡りの失敗の後、
クレムリンのウクライナでの作戦の処理と実行に幻滅した方法の顕著な例である。7ガーキンの記述は、
リシチャンスクの重要な勝利または転換点として仕立て上げるクレムリンの努力を直接損ね、
ロシアの情報空間の超民族主義者の要素に幻滅が深く続くことを示すものである。ロシア軍の失敗に関する
ガーキンの評価は、ISW(および他の西側機関や専門家)の分析の多くと一致しており、彼と他の一部のミルブロガーが、
クレムリンの路線とは無関係に状況の評価や予測を行い、発表し続けていることがうかがえる。ガーリンは、
2014年のドンバス戦争に参加した著名な元参加者という立場を利用して、プーチンを説得し、ガーリンが依然として
正当で必要だと考えている戦争でロシアの成功を確保するための一定の措置をとることを望んでいるようだ。ガーリンは、
ロシア民族主義者のミルブロガー空間の他のメンバーとともに、総動員とより有能なロシア軍のリーダーシップを提唱するために
ウクライナでの活動に関するクレムリンの方針に対する批判を提供し続ける可能性がある。

ウクライナ軍は、占領地奥深くで間接砲や米国提供のHIMARSシステムによるロシア軍インフラへの攻撃を強めている。
ウクライナ軍は、7月3日にメリトポリにある4つのロシア軍弾薬庫のうちの1つを攻撃したのに続き、7月4日に
ハリコフ州ディブリブネ(前線近く)とドネツク州スニジネ(前線から約75km)で夜間にロシアの弾薬庫を攻撃したと伝えられている。
西側の提供したHIMARSでロシアの重要軍事施設を狙うウクライナ軍の能力の向上は、西側の軍事援助がウクライナに新しく、
必要な軍事能力をいかに提供しているかを示すものであった。