「Z世代は中国に好感」世代で分かれる好感度の理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/faf4bdcd79164b77dba5221c576135672c4469c9?page=3

Z世代の4割超が「中国に親しみ」

悪化するばかりの対中観だが、内閣府が毎年はじめ発表する「外交に関する世論調査」をチェックすると極めて興味深い数字が浮かび上がった。
2022年1月発表の「日本と中国」の項目を見ると、中国に「親しみを感じる」は全体で20.66%(前年比+1.4ポイント)。
「親しみ感じない」は79.0%(+1.7ポイント)と予想通りの数字だ。

しかし、これを世代別にみると、いわゆる18~29歳代のZ世代で「親しみを感じる」割合はなんと41・6%と高く全体の倍以上。
60歳代(13・4%)や70歳以上(13・2%)と比べると、世代差がいかに広がっているかわかる。

中略

私が教えた大学の学生の例を挙げると、生まれた時から経済成長の経験がない彼らにとって、
中国は物心ついた時にはアメリカを追い上げる大国となった。
IT技術では日本に先行し、ゲームやマンガは質量ともに日本を超える。

おまけに大学やバイト先では、日常的に中国人留学生と触れ合う機会がある。
つまり中国に自己を投影せず、他者として「等身大」で見ようという視点だ。思い入れがないから、幻想も抱かない。