NIPTを受けることをためらって、自分の子供が遺伝性疾患を患っても構わないと考える人間は、人の親になどなるべきではない。
子を虐待して傷つけたり、そうでなくてもネグレクトする可能性が高いのは、そういった層だと思う。
周囲や社会と闘ってでも子の病因性を排除しようとするのが、動物の親としての本能に基づく自然な行動だと、私は思う。

日本のNIPTの導入の議論で白日の下に晒されたのは、まだ見ぬ我が子という別人格の遺伝因子を、危険に晒すか否か、両親がどちらにでも決定してもいいんだという、傲慢な考え方なのではないだろうか。
我が子の健康を求めるのは、両親の権利だが、同時に義務でもあると思う。

〜我が子に故意に良くない遺伝因子を許容する親の罪より抜粋〜