平たく言ってしまうと事実上、ヒトの「間引き」を行うかなり重要な基準であるにも関わらず、投票によって市民権を得たことが一度もないからだ。

他の子より不利となる遺伝因子を与えるということに、両親の罪はないのだろうか?
難病法が施行されても予算が足りない足りないから助成の対象疾患をどこまで狭くしようか、なんて議論している日本社会なのに。

子に自らの病気が子に遺伝してしまったかもと過去に絶望を感じた身である。
タイトルを含め、この節が一部のご両親にとってきつい内容となってしまったことをお詫びしたい。
ただ、自らが当事者であったが故に、どうしてもこの節を記さずにはいられなかったのである。

〜我が子に故意に良くない遺伝因子を許容する親の罪より〜