里見女流名人奨励会退会が確定…26歳までに四段昇段ならず
2018年2月18日17時4分 スポーツ報知
ttp://www.hochi.co.jp/entertainment/20180218-OHT1T50165.html
将棋の里見香奈女流名人(25)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が18日、
大阪市の関西将棋会館で行われた棋士養成期間「奨励会」第62回三段リーグの15・16回戦で連敗し、
通算成績7勝9敗となって今期限りでの退会が確定した。
 半年間にわたり、三段(第62回は36人が在籍)がリーグ戦形式で各18局を戦い、
上位2人(原則)が四段(棋士)に昇段する三段リーグ。
四段昇段を果たせないまま、年齢制限の26歳を迎えると退会を余儀なくされる規定がある。
 10勝8敗以上の成績で勝ち越せば、次回の三段リーグに残ることが出来る「勝ち越し規定」があり、
30歳まで適用されるが、7勝9敗となった里見は3月4日の最終17・18回戦で連勝しても9勝9敗にとどまるため、
規定には該当しない。よって退会が確定した。
 里見は、女流棋士として6つの女流タイトルのうち5つを保持。
歴代2位の女流タイトル獲得通算31期を誇っている。
 2011年に女流棋士としての活動と並行し、奨励会に入会。
昇段を重ね、13年に女性として初めて三段昇段を果たし、
女性として初めての(男性と同じ)棋士を目指す挑戦を続けていた。