2ちゃんというかこのスレには、さすがに鋭い人達が居られますね。
前スレの最新レート分析 http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1501883218/771
に対して指摘されていることを見るには、勇気戦までとその後とを分けて
分析する必要があります。「同じ棋士」の期間が違う結果を、どう総合的に
解釈するかという問題なので、、、
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プロデビューから勇気戦まで: 公式戦 30局 29連勝後 1敗
 対局相手のプロレート
  レート(台) 1200 1300 1400 1500 1600 1700 1800 計
  対局数  ____1______3______4_____12_____4_____6______0____30
 ―――― 連勝の確率法則(幾何分布)を用いた分析
 仮説検定
 ・仮説「藤井四段のプロレートは 1990 より低い」は有意水準5%で棄却(=否定)
 ・仮説「藤井四段のプロレートは 1909 より低い」は有意水準1%で棄却(=否定)
 藤井四段のプロレート推定値
 ・最尤推定法(理論値の直接推定): 2185.3

勇気戦のあと菅井戦まで: 公式戦 7局 5勝 2敗
 対局相手のプロレート
  レート(台) 1200 1300 1400 1500 1600 1700 1800 計
  対局数  ____1______0______3______0_____1______1______1_____7
 藤井四段のプロレート推定値
 ・最尤推定法(理論値の直接推定): 1747.1
 ・95%信頼区間: [1395, 2188]
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最新7局からの推定値 R1747 は低いですが、偶然変動を加味した
95%信頼区間[1395, 2188]には、29連勝期間の R2185 や全期間の
R2023 が含まれています。
つまり最近の2敗は「単なる短期的な偶然変動」の可能性も十分あるわけです