なんにせよ、今はソフトという人外の存在があって、そこをうまく利用できるかというのもトップに
たどり着く上では必要不可欠な要素となっている

七大タイトルを六人で分け合う珍しい構図だが、この環境イコール、将棋の法則、どうやれば勝てるか
の方程式がまた揺らぎ、誰もが手探りで一歩一歩高速道路を組み立てる途上に戻ったということなんだろう

羽生さんは相手の癖や弱点を見抜いて攻略するタイプの棋士なんだが、若手が駆使するソフト発の手に
苦労しているのも勝ち星が伸びない一因ではなかろうか
もちろん、加齢による衰えの部分を否定するつもりはないけども