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A lex 長カキコにて御免蒙る。題して、<妄想将棋>。
21世紀の将棋は、いつまでも地味に2次元の平面世界でチマチマやっていてはいけない。
3次元の立体空間へと大きく飛翔すべきだ。その方がなにかとダイ ナミックで面白いし、時間も節約できる。
例えば先手が第1手で自分の5七歩を手に取り、いきなり「ジャーンプ」とか言って空中に掲げ、敵玉を直撃しようと図る。
ただし、歩だけに飛行スピード はゴキゲン的にのろい。
そして、そんな稚拙な攻撃は想定内の後手が、余裕の笑いを浮かべながら5三歩を手に取ると、「おいらはトマホーク!」とか叫びな がら、同じくのろのろの迎撃ミサイルへと変身させる。
かくして二つの歩は5五地点の上空で空中戦に入るが、先手の歩ミサイルはあえなく歩獲され拉致され てしまう。
先手は悔し紛れに、次々と残り8歩のミサイルを飛ばすが、後手も同じように対応したので、結局先手は全歩を失い、後手の9歩がスクランブル態 勢に入った戦闘機群のように、敵陣の方に顔を向けて五の列にズラリと並ぶ。
先手はビビッて呼吸を乱し、さらに過呼吸に陥って、独りでのたうちまわってい る。ようやく回復すると、すでに持ち時間を使い切っており、いきなり1分将棋に追い込まれている自分を発見。
血迷ってヤケになった先手は、自玉を手に 取って第19手目を指すモーションを起こす。待ちくたびれて居眠りをしている後手を見てニヤリと笑うと、いきなり敵玉の上に自玉をマウントさせ、「オー テ」と叫ぶ。してやったり、という表情だ。
その声にびっくりして目を覚ました後手は、戦況の急転に呆気にとられて蒼白になった。しかし、王手じゃなくすでに詰み済みになっていることに相手が気付いていないのを見て取ると、おもむろに玉側の金を摘まみ上げ、
それを自玉の上に乗っている敵玉のその上に乗っけて「オーテガエシー」と叫び、ガッツポーズをとった。
その途端、記録係が「勝負あった!」と言ったが、レスリングかなにかの試合と勘違いしているのは 明らかだ。
・・・というわけで、このように異次元の規制緩和的に展開される立体将棋にはグダグ ダになるリスクがあるので、ちょっと空しさが副作用するかも。
なお、ちなみにこの場面 の実写版対局者のイメージが佐藤(紳)七段と橋本八段にかぶるのは部外秘ということで ・・・。へ(^^へ) 3 週間前