>>343 つづき

その最後のチャンス、決勝で待ち構えるのは出口若武奨励会三段です。

奨励会三段の決勝進出は第23期の石飛英二三段(退会)第39期の星野良生現四段、第44期の都成竜馬現五段、第46期の大橋貴洸現四段の例があります。

出口三段は三段リーグに10期参加、うち6期は勝ち越しています。

第59期では4日目となる7、8回戦でこの期に四段を勝ち取る藤井現七段、大橋現四段と対戦して惜しくも連敗を喫しましたが、最終的には12勝まで星を伸ばしました。

四段昇段者の成績は藤井現七段が13勝5敗、大橋現四段が12勝6敗。勝負に「もし」はありませんが、4日目の勝ち負けいかんでは出口三段が先に昇段していてもおかしくなかったのです。