勝利数というのは対局数が多ければ稼げるし
ある勝ち数までの到達も早くなる
この原則を知った上で語るべき

羽生時代は大山時代より棋戦数、対局数が多い
勝ち抜き戦などが若いころにあり、そこでガンガン稼げた

羽生はA級順位戦で8勝や9勝をあげて、名人戦で1つや2つしか勝てずに
また順位戦に戻るというような情けないこともやる
これは確かに勝ち星は稼げてしまうが、名人戦で1年4勝して名人防衛するよりも価値は下だ

名人戦で1年に4勝×5連覇で20勝(5年間)
A級で9勝して名人戦で2勝4敗し敗退、またA級で8勝して名人戦で1勝4敗で敗退、合計20勝(2年間)

羽生は2年で20勝しているが、5年で20勝名人5連覇するような大山や中原のほうが評価は上だろう
勝ち星というのはそれぞれ価値が違うことも頭に入れておく必要がある

ある勝ち数までの到達速度や到達年齢なんて、羽生どころか谷川ですら大山を越えている場合がある
対局数が増えた恩恵でしかない