ファストリが押し上げ 日経反発

 11日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、精密、不動産、電気ガス、電機、自動車など28業種が上昇。
小売、農林水産、倉庫、食品、陸運の5業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも続伸。東京市場は日経平均が133円高でスタート。為替が1ドル=108円20〜40銭
付近で落ち着いたことに加え、前日に決算発表したファストリが大幅高し、終始プラス圏で推移しました。
 個別銘柄では、ファストリが6%強の上昇で日経平均を119円分押し上げ。オリンパス、京セラ、TDKなど精密・
電子部品関連も買われました。半面、前日買われたJR東、京急など電鉄株が冴えず。
なお、SQは20290.67円と波乱なく着地。

【日経平均】2万359円70銭(△195円90銭=0.97%)
【TOPIX】1529.73(△7.72P=0.51%)


11日のNY市場は下落。ダウ平均は5.97ドル安の23995.95、ナスダックは14.59ポイント安の6971.48で取引を終了
した。5営業日連続の株価上昇となっていたこともあり、利益確定の動きから売りが先行。連邦政府機関の閉鎖
期間が史上最長となり、先行き不透明感も根強く終日軟調推移となったが、米中貿易摩擦の解消期待から引けに
かけてやや下げ幅を縮小した。セクター別では、自動車・自動車部品や電気通信サービスが上昇する一方でエネ
ルギーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の20275円。