米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.09ドル高の25720.66、ナスダックは40.08ポイント高の
7615.55で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まるなか、欧州
中央銀行(ECB)が政策金利を20年半ばまで据え置くとしたものの、ドラギ総裁の会見を受けて当
局が金融緩和に積極的ではないとの見方が広がり、寄付き後からもみ合う展開となった。その後
は、原油相場の上昇が好感されたほか、トランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進め
るため、同国への関税引き上げ延期を検討していることが伝わり、引けにかけて堅調推移となった。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円03銭まで下落後、108円56銭まで上昇し108円
40銭で引けた。予想を下回った米国経済指標を嫌いドル売りが優勢となった。その後、米国政府が
対メキシコ関税の発動を先送りする可能性が報じられるとリスク回避のドル売りは後退。リスク選
好の円売りも再開した。ユーロ・ドルは、1.1309ドルまで上昇後、1.1244ドルまで下落し、1.1276
ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利据え置きを決定。フォワー
ドガイダンスを修正し過去最低金利を従来計画より6カ月延長して維持する方針を示した。しかし、
ドラギ総裁が「見通しの著しい悪化は見込んでいない」との見方を示すと、利下げ観測は後退。ユ
ーロ買いが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の20880円。
昨日は終盤に失速しました。今夜の雇用統計を見てから次の手を考えます。最近、雇用統計では動か
ないことが多いですが・・・。