米国株式相場は上昇。ダウ平均は101.94ドル高の26106.77、ナスダックは44.41ポイント高の
7837.13で取引を終了した。ホルムズ海峡近くで石油タンカー2隻が攻撃され、原油供給の先行き
不透明感から原油相場が上昇し買いが先行。一方で、米中貿易摩擦を見極めたいとの思惑が根強い
ほか、ポンぺオ国務長官がタンカー攻撃をイランの責任と断定したことで地政学リスクが意識され、
上値は限られた。セクター別では医薬品・バイオテクノロジーを除いて全面高となり、特に耐久消
費財・アパレルや自動車・自動車部品の上昇が目立った。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円54銭へ上昇後、108円25銭まで下落し、108円
39銭で引けた。米国の新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、5月輸入物価指数が予想を下
回ったためドル売りが優勢となった。また、石油タンカー2隻がホルムズ海峡近くで攻撃されたこと
など、米国とイランの緊張激化で地政学的リスクが高まり、円買いが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の21010円(9月限)。
タンカー攻撃は、株買い・円買いで反応しました。6月限と9月限ではスプレッドが70円程度あるので、
順当ならSQは21000トビ台で着地するものと思われます。今週は特に、後場に値動きがなくなる展開が
続いているのでSQ算出後はこう着状態になるのでは。