【将棋】渡辺JT杯覇者が三浦九段を破り、決勝進出 JTプロ公式戦

 将棋の第40回将棋日本シリーズJTプロ公式戦準決勝第2局が26日、大阪市で指され、
先手の渡辺明JT杯覇者(35)=棋聖・棋王・王将=が三浦弘行九段(45)に69手で勝ち、決勝進出を決めた。
 渡辺JT杯覇者は11月17日、千葉市美浜区の幕張メッセで行われる決勝で、
2連覇、3回目の優勝を懸けて広瀬章人(あきひと)竜王(32)と対戦する。

 JTプロ公式戦は公式戦の一般棋戦で、(1)JT杯覇者(前回優勝者)(2)今年度(2月22日時点)のタイトル保持者
(3)前年度賞金ランキング上位棋士−の計12人が出場が出場する。
 前回優勝の渡辺JT杯覇者は2回戦から出場し、羽生善治九段(49)を破って準決勝に進出。
一方、三浦九段は1回戦で藤井聡太七段(17)、2回戦で豊島将之名人(29)に勝ち、準決勝に進んだ。

 この日の対局は立ち上がり、お互いの飛車先の歩を交換する相掛かりの出だしから、変則的な横取りとなった。
序盤から激しい指し回しとなり、最後は渡辺JT杯覇者が後手玉を追い詰め、三浦九段を投了に追い込んだ。

https://www.sankei.com/life/news/191026/lif1910260025-n1.html