https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/10/25/kiji/20191025s000413F2335000c.html

藤井について「挑戦権獲得へ一番有利な立場。3勝しているだけでなく手番もある」。
リーグ戦の残る広瀬、久保利明九段(44)の2局とも先手に決まっており、
その利点を指摘する一方、追う広瀬、羽生はともに残り3局中、後手が2局。

内容も高評価の要因だった。
勝った糸谷哲郎八段(31)、羽生との対局は「快勝と言っていい」。
問題は順位で、リーグ初参戦の藤井はランキング5位。
勝ち星が同じ場合は上位2人によるプレーオフとなるため「あと1敗すると脱落でしょう」。
7人によるリーグ戦が始まった第31期以降2敗、しかも5位で挑戦権をつかんだのは38期で3人しかいなかった。

全タイトルの最年少挑戦記録は屋敷伸之九段(47)が四段だった1989年、棋聖に挑んだ17歳10カ月。
藤井の挑戦が決まる可能性があるリーグ戦ラストの一斉対局は11月19日で、17歳4カ月になる。
渡辺は社会現象化したデビューからの29連勝に最年少挑戦記録を更新すれば匹敵するとして、
「挑戦者になればすごいこと。ここからの2局は見どころ十分」
と迎え撃つ可能性が高まる7番勝負を見据えていた。
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