https://biz-journal.jp/2019/12/post_130017.html

将棋人口1000万人時代。総務省調査では26%が10代
 将棋人口はどのくらいいるのだろうか。
15歳から79歳までが対象の18年の「レジャー白書」では700万人とされている。
将棋の場合、早い子は4歳程度から始め、小学生でもかなりの子どもたちが指しているから、700万人よりは多いと見られる。



 総務省の社会生活基本調査(16年)の行動者率調査(10歳から75歳以上)を見ると、
将棋の行動者率は3.2%。行動者数は363万3000人となっている。
一方、日本将棋連盟の谷川浩司前会長は15年の新年のあいさつで、
前年のレジャー白書の将棋人口が670万人と発表されたことを受け
、「お子さんを含めた将棋人口は1000万人と表現してよいと思います」と語っている。

調査によって幅はあるが、昨今の隆盛ぶりからすると、
小さな子どもたちも含めた将棋人口は1000万人という数字が現実味を帯びてくるように思える。

総務省の調査をみても、将棋の行動者数を年齢層別に見ると、10〜14歳の61万1000人がもっとも多い。
15〜19歳も31万8000人いる。合わせると10代だけで92万9000人と全体の26%を占めているのだ。
子ども人口が年々減り続ける状況にもかかわらず、将棋ブームの底辺を支えているのは、実は子どもたちなのである。


2494人の子どもたちが集まった「テーブルマークこども大会」
 
11月17日、千葉市の幕張メッセで「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」の決勝戦と「テーブルマークこども大会」が開催された
。「テーブルマークこども大会」の参加者は小学校低学年1271人、高学年1223人の合計2494人。