前々スレpart6の>>756-760に書いた『王子と貴公子』の後編を投下する前に、既に忘れ去ってる人も多そうだし過去スレ遡るのも面倒かと思うのであらすじから
前編は参毎道目線、後編は才たろう目線なのでお暇な方は遡ってみてください

2019年秋。
関西に遠征する度に才たろうと会っている参毎道。いつからか二人の間には甘酸っぱい雰囲気が流れている。
ある日、才たろうが「新しく考えた手料理を食べて欲しい」と参毎道を一人暮らしの自宅に招く。
とても美味しく出来上がった栄養バランスの整った料理の数々が実は夏頃体調を崩していた参毎道をみて大切な人が体調悪い時にどんなものを作りたいか考えて出来たレシピだ、大切な人は君だと参毎道に告白する才たろう。

「ずっと君を見ていて何かが辛そうだと思っていたけど、なんとなく何故か分かってしまってな。でも、誰が悪いわけでもないんだよなぁ〜それもまた君にとっては辛いんかなぁ」
「あの子すごく無邪気で君のこと誰よりも慕ってるもんなぁ……そんな様子を見ているうちに、このままでいるより俺が君を幸せにしたいって気持ちになったんや」
その才たろうの言葉に、自分があの幼馴染に長年片想いしていることを全て受け入れたうえで才たろうが告白してくれているのを悟る。
そして、これからのためにあの幼馴染とのことを語り出すのだった……。