王将戦の棋譜については「私的利用を除くすべての利用」に申請を求めており、主催者から利用の可否に加え「利用料」を含む利用条件を知らせる形式となった。

利用料は商用、非商用で異なり、対局から2カ月経過した棋譜の利用については利用料を引き下げるか無料になるようだが、ツイッター上では、王将戦の指し手6手の利用申請をしたところ「棋譜利用料1万5000円」を請求されたと画像付きでツイートした人もいる。

利用料は用途にもよるのだろうが、一般の将棋ファンが気軽に利用できる雰囲気が感じられないことはたしかだ。

王座戦と異なり、王将戦は有料チャンネルでしか観られない棋戦であるため、棋譜の利用についてはより強い制約を設けた可能性は十分に考えられる。