B時代背景比較
1 将棋人口と棋士数D
大山時代のA級棋士は羽生世代に劣るどころか羽生世代よりレベルが高い棋士が多かった
それは50歳過ぎてもA級に残れた棋士の数でわかる
50歳すきてもA級に残れるのは終盤力がある棋士だけだからだ

年代で分けると
@1910年代生まれ
塚田、大野
A1920年代生まれ
花村、升田、丸田、原田、大山
B1930年代生まれ
二上、有吉
C1940年代生まれ
加藤、内藤、米長、森、中原
D1950年代生まれ
青野
E1960年代生まれ
高橋、谷川
F1970年代生まれ
康光、羽生
大山時代の前後の棋士のレベルが高くて厚かったばかりでなく、50歳代に対戦したA級棋士の層も厚くレベルが高い
そして、大山は@からFまでのすべての年代のトップ棋士と対戦した

大山時代の棋士のレベルの高さは50代の勝率上位の棋士を調べてみてもわかる
https://i.imgur.com/Z4Oy5Rs.jpg
大山が50代60代でも最強棋士の中原相手に勝率0.340だったことが、どんなに凄いことか分かる
あれだけ大山に勝っていた中原でも50代の勝率は負け越しなのだ
羽生の50代勝率はどうなるか
大山は50代にA級相手でも勝ち越している
大山は47歳差の羽生に対してすら互角の対戦をした
あらためて大山の凄さを噛みしめるしかない