B時代背景比較
1 将棋人口と棋士数F
木村、塚田、升田との対局が多かった20代以外は歴代勝率1位は大山である
10代しかり、30代しかり、40代しかり、50代しかり、60代しかりなのだ
しかも、A級棋士の最高勝率0.854の記録があるのも大山だ
大山が最強でないと主張するには羽生の時代の棋士と比べると相当に弱い相手だからと言い張るしかない
はたして、二上、内藤、加藤はそんなに弱い棋士だったのか
調べて見ると全盛期の大山に3割も勝てていない
もし、後の時代の棋士が大山よりもっと強いなら彼らはもっと勝てないはずだ
ところがどうしたことか、彼らにとって、大山以上に強い棋士は後にも先にも見当たらないのだ
二上は大山に0.278
中原に0.310
谷川に0.444
二上が2割しか勝てない棋士など一人もいない

内藤は大山に0.265
中原に0.338
谷川に0.435
羽生に0.200
内藤が羽生に1-4で2割だが4敗は51歳と52歳の対局で負けている

加藤は大山に0.376
中原に0.380
谷川に0.348
羽生に0.300
加藤1991年度までは
大山に0.376
中原に0.375
谷川に0.419
羽生に0.667
加藤が弱すぎたのなら中原や谷川羽生が相手では加藤は3割も勝てないはずだが、実際は逆で加藤は大山を相手にするよりも中原、谷川羽生を相手に対戦した勝率のほうがよかった
しかも、20代の加藤は大山(47歳まで)に20勝43敗(0.318)だった