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ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【88】
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0001ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/06(金) 19:35:11.96ID:z9HNUzZg
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!

ここまでの最高得点76点!(`・ω・´)

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する【86】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1521009966/
0002相模の国の人
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2018/04/06(金) 19:37:52.47ID:/VFa8Oi6
スレッド立て、ご苦労様です!
0003この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 19:45:43.69ID:4C3MzjFU
Hello, Again 〜昔からある場所〜

 「元気だった?」僕はそんな月並みな言葉を掛けた。彼女はうつむいたまま微かに頭を揺らす。エスプレッソが僕らのテーブルに運ばれてきた。
 僕はひとくち飲んでガラス窓の外に目をやる。午後の弱い陽射しのなかにしどけない街が睡っている。人通りはなくまるで時が止まっているかのようだ。
 「もう会わないつもだったのに……」消え入りそうな声だった。彼女は顔を上げ、臆病な視線を僕に向けた。
 「嫌われたものだ。」僕は言った。
 「そうじゃないわ。」
 「じゃあなに?」
 「こうして会ってるでしょ。」
 なぜだろう、僕はむきになっていた。彼女と別れてから三年、何人か別の女性とも遊んだりはしたが、彼女は違うのだ。また僕の心はかき乱される。
 「変わってないな。」
 「あなただって、ちっとも変わってないね。」
 「ふん。相変わらずだな。」
 「あなただって、相変わらず。」
 僕たちは同時に噴き出した。止まっていた時間が動き出した。
00046
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2018/04/06(金) 20:26:21.86ID:/aaPRWHr
保守
00051
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2018/04/06(金) 20:26:39.00ID:/aaPRWHr
保守
0006この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 20:26:55.71ID:/aaPRWHr
保守
0008この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 20:37:15.40ID:AiblhyFQ
胃の様子がおかしい。調子が良くないように思えた。そういうわけで、少々手荒であったが洗濯することにした。
0009この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 20:37:37.01ID:AiblhyFQ
口の中に手を入れて、胃を取り出した。口からズルリ。元気のない粘膜。やはり疲れている様子である。引きずりだした状態のままじゃぶじゃぶ風呂場で洗った。
0010この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 20:38:02.59ID:AiblhyFQ
じゃぶじゃぶ洗濯するみたいに洗った。小さな潰瘍が出来ていた。軟膏を塗布した。歯で傷つけないように丸呑み。ご馳走さま。明日もよろしく。そうこうしてる間に保守完了。
0011ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/06(金) 21:01:21.66ID:z9HNUzZg
>>3
なにこれ?(`・ω・´)

>>8-10
異物を呑み込んで慌てて胃袋を吐き出すカエルを思い出した!(`・ω・´)
0012ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/06(金) 21:14:58.93ID:z9HNUzZg
>>3
評価文章なのだろうか!
「」の末尾に句点があるので文学のカテゴリなのか!
それにしては文章が軽く青臭い感じを受ける!
もじもじ君ともじもじ子さんが二人だけで分かる遣り取りをする!
読んでいて痛痒感を覚える! 気恥ずかしいと云う感情に似ている!
理想とする文学に近づきたくて作者が背伸びをしているような感じを受けた!

ワイの感想!(`・ω・´)
0013ミラ ◆yc99/W2drU
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2018/04/06(金) 21:19:24.86ID:2rAFc+Dk
悪いね。どこかのバカが俺の昔の作品を勝手に改悪してここに貼ったようだ。
0014ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/06(金) 21:24:29.24ID:z9HNUzZg
>>13
やはり評価文章ではなかったか!
通常、一レスの場合は抜粋が多い!
そのようなものに普通はタイトルを付けない!

気にすることはない!(`・ω・´)
0015この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 22:09:18.74ID:/aaPRWHr
>>11へぇ、カエルって胃袋出すんだな。可愛い。昔、おたまじゃくしをおたまですくって瓶詰めしてた。勿論にがしたけど。
0016この名無しがすごい!
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2018/04/06(金) 23:43:14.34ID:bkoSAgMV
>>15
なんか可愛い! しかしもっと水分を補給をするんだ!
0017この名無しがすごい!
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2018/04/07(土) 00:03:57.18ID:zikv0gK+
  吉田松陰伝

 吉田松陰は幕末に生まれた明治志士の一人である。まだ平成の時代においてその人物が正しく伝わらないので、簡単な吉田松陰の人生のまとめを書く。
講談社学芸文庫「吉田松陰著作選 留魂録・幽囚録・回顧録」をもとにしている。
 吉田松陰は、幼い頃、「孟子」を読んだ。三十歳で死ぬ一年前に「至誠にして動かざるものは、いまだ有らざるものなり」と
「孟子」のことばを自著「留魂録」で引用している。
 吉田松陰は、幕末の武士たちの文書を読み、「大砲をオランダからできるかぎり買え」というのが主流な意見であるのを糾弾して、
「大砲を西洋から買うのではなく、日本で作らなければ欧米諸国には勝てない」と主張した人である。
 吉田松陰は、大砲の作り方を学ぶためにペリーの黒船に密航しようとして、逮捕される。
そのまま牢獄ですごした吉田松陰は、獄中でひたすら読書をした。
「日本書記」「続日本書記」を始めとして、その数472冊。
残念なことに、当時、江戸で大流行していた本居宣長の「古事記伝」は読んでないようだ。
本居宣長の「古事記伝」は大流行して、神国日本思想が起こり、お伊勢参りする日本人は百万人を超えた。
その大流行である「古事記」および「古事記伝」を読まなかった吉田松陰であるが、三十一歳で刑死される。
 これが吉田松陰の人生である。
 吉田松陰は、萩藩主から十年間の諸国遊行の許可をもらって二十代をすごした。
その結論として、獄中で「幽囚録」を著し、西洋のことばのわかる日本人はまだ少ないから、
留学生や漂白民を学校の教師にして西洋の学問を教えるのがよいと献策している。
みずからを孟士と称し、自分を獄死させる藩士を藩府の奴隷だといっている。
 吉田松陰は、胎教を大事にするように手紙に記している。フロイトの心理学を遥かに先に行くものである。
 明治維新において、虎は、吉田寅次郎、吉田松陰である。龍は、坂本龍馬。
明治志士の竜虎は人生は不幸なれど、死後、策は二人とも成就したり。
0018相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 03:03:52.35ID:JdW2y1/p
伏線として、43話を加筆修正してみました。

丙三と兵伍の川中島43話
https://blogs.yahoo.co.jp/steinbach714/folder/1599607.html

「御免! 石附丙三殿は居られるか!」
 外から拙者を呼ぶ男の声がした。
 拙者が外に出ると、五尺五寸ほどの男が立っていた。
 丸顔で団子鼻で人の良さそうな雰囲気の漂う感じである。
「某が石附丙三で御座る。其許は」
「申し遅れた。某は成瀬吉右衛門と申しまする」
 そう言うと深々と頭を下げた。
 何処かで会ったような気がしたが、いまいち思い出せない。
「頭をお上げ下され、此処ではなく、中にお入り下され」
「いや、秘匿を要する事ゆえ此処で」
「承知仕った。拙者は其許に御会いした事がある気がするのだが」
「覚えておられるぬか、川中島の戦いが終わった後に行われた論功行賞の事を」
 その一言で拙者は思い出した。
 成瀬殿とは室住豊後守様の首を敵から取り戻した兵であった。
 長い間、姿を見ていなかったので忘れていたのだ。
「漸く思い出して頂けたようじゃ」
 成瀬殿の口元が微かに緩んだ。
「拙者に何用で此処まで」
「石附殿には我が殿の家臣に成って頂きたく、此処まで罷りこしました」
「我が殿とは」
「徳川右近衛権少将様じゃ」
「何と、徳川様が拙者を家臣にしたいと言うのか」
 拙者は唐突の申し出に驚きつつも、敵である徳川にまで名が知られていた事に喜びを感じた。
「左様。無論、迎える以上、銭一千貫でとの話じゃが如何する」
「折角じゃが、断らせて頂く、某は軽輩の身とは言え武田家の恩賞を頂き生きて居る、その恩に背くわけにはいかん」
「左様か。じゃが、儂は諦めはせぬぞ、我が殿も是が非でも石附殿が欲しい、また来る!」
「済まぬ」
 拙者は頭を下げた。
「頭を上げられよ。もし、儂が石附殿の立場であれば斯様に申したであろう、その忠義振りは感じ入った!」
 そう言うと足早に去って行った。
0019ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/07(土) 07:12:20.22ID:bvnlyy4G
>>17
「愚論、続愚論、講孟余話、急務四条、書簡、対策一道」については書かないのだろうか!(`・ω・´)

>>18
>「覚えておられるぬか〜
(やはりこの一文に引っ掛かる! 「覚えておられぬか」と「る」を抜いた方がいいように思う!)

ワイが思う本作は戦国時代を舞台にした大衆小説!
時代物の入門書の位置付けで取っ付き易い! 最大の利点と云える!

相模君の思うがままに書けばよい!(`・ω・´)
0020相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 08:13:39.47ID:JdW2y1/p
>>19
ワイ師匠! 有難うございます! 大衆小説! 山岡荘八先生が好きなので、嬉しい位置付けです!
一人称で書いているので、難儀な点もありますが、あと2.195キロが長く感じますが、そこは根性で!

源助と信玄と言えば衆道ですが、それを描くのに抵抗があり、双成で描きました。
この選択がどう出るか!?
0021名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2018/04/07(土) 09:28:13.16ID:XISZQoTz
>何処かで会ったような気がしたが、いまいち思い出せない。
さすがに歴史/時代物で「いまいち」はないだろw
とくに、美文調を好み、格式を出そうと腐心している筆者ならなおさら。
「いまいち」は、それほど古くない若者言葉だからな。
ついやっちまうんだよな……。まあこのジャンルの本質的なジレンマだけどな。
語感の問題として、こんな風に書いているってことなんだぞ。

「信長の美濃攻略は<<ほぼほぼ>達成されつつあった」
「しかし信長の表情は<<いまいち>>はれなかった」
とかなw
こんな歴史小説読みたかねえだろw
君は歴史小説書いている同好の士はいないの? 
彼らの意見も聞いてみるべきだな。
0022この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/07(土) 09:44:50.97ID:0JQwk/jp
「いまひとつ」で解決
0023この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/07(土) 09:58:22.93ID:JX9SROvY
「ほぼほぼ」→「概ね」でいんじゃね?
ただの凡ミスを深く考えることはない
テヘペロで次から気を付けましょう
0024相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 10:50:27.52ID:JdW2y1/p
>>21

書いていてそういう点も出てきます。間違えては直す。その繰り返しですね。
同好の士、twitterでの遣り取りであれば。
文章が云々というよりは、歴史的な観点での指摘が多いですね。
前スレでも少し触れましたが、上杉軍の将兵であれば、総大将の顔は知っているのではないでしょうか?
みたいな。実際はどうなんだろう!? 個人的見解を申せば知らない将兵の方が多いと思いますけどね。
>>22が言うように、イマイチ→いまひとつ ですかね。
0025ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/07(土) 11:23:18.93ID:bvnlyy4G
>>24
ワイは巷間にある時代物と思って読んではいない!
時代を反映した漢字や言い回しは作者が吟味して決めればよい!
細部の拘泥が過ぎると手が止まる! 止まれば作品を振り返って反省することもできない!
まずは書いてみる! その上で気になる箇所は作者が随時、手を入れていけばよい!

ワイの考え!(`・ω・´) 桜も見納めか!
0026相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 11:31:10.09ID:JdW2y1/p
>>25
有難うございます! まだ出してはいませんが、書いてはいます。

そんな事より、比叡山延暦寺からフォローされたのですが、数時間で解除していた!
何だったんだろう!? 
0027この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/07(土) 11:31:23.12ID:0JQwk/jp
>>24
瑣末なことだけど、この一文が引っかかる。

>丸顔で団子鼻で人の良さそうな雰囲気の漂う感じである。

「で」の重複。「の」の重複。
>「雰囲気」の漂う「感じ」である。
ぼやけた印象。

例えば、だけど
丸顔に団子鼻。人好きのする雰囲気をみせる。

文体変わるのであれだけど……
0028相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 11:40:07.78ID:JdW2y1/p
>>27

有難うございます。これは前スレで出したプロットなので修正、加筆するので、
参考になります! 

丸みを帯びた顔に団子鼻。人の好さそうな雰囲気を漂わせている。
0029この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/07(土) 12:03:11.91ID:0JQwk/jp
いやいや、拙者こそ出すぎた真似を。
ご健筆を祈る。
さらばじゃ!
0030相模の国の人
垢版 |
2018/04/07(土) 22:14:01.57ID:JdW2y1/p
本日は母方の祖母の次兄が散華した日です。
昭和二十年四月七日、沖縄に向かう途上、米艦載機群の猛攻撃を受け奮戦虚しく次兄の乗艦していた
軍艦 大和は爆沈し巨体を蒼海に沈めました。当時 軍艦大和の副長をしていて生き残った能村次郎元海軍大佐が
書いた手記「慟哭の海」を入手し読んでいます。昨日 偶然、入手したので運命の悪戯でしょうか。
将来、次兄を主人公にした物語を書きたいなと思いつつ、冥福を祈っています。合掌。
0031相模の国の人
垢版 |
2018/04/08(日) 21:09:22.58ID:yDHRq4kA
誰も来ていないですね〜。一寸、淋しい。
0034この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/08(日) 21:15:08.51ID:Jwv5hDOK
 世界が終わって、10年という険しく長い月日がながれた。荒廃した地球の表面はどこに行こうと同じで、どこに逃げようと逃げ場などなかった。
 わたしは、枯れ木を集めながら、さらに人の気配に十分気を配りながら歩いていた。時おり鳥の鳴き声が聞こえてきて、そのたびに見上げ恐れた。鳥はいつも人間のようすを空中から観察した。
 昔、鳥は気ままに空を飛んでいた。人間と共存し、鳥はうつくしい声色を披露した。透きとおった鳴き声と艶めいた羽を見て、人間は癒された。癒された人間は、鳥に危害を与えることを避けた。
 けれど、今ではどうだろう。鳴き声をきけば、おぞましいとばかりに睨みつける。鳥はどうだろう。見上げると血走った眼光が降り注ぐ。
 鳥は待っているのだ。わたしが動けなくなるその瞬間を。死肉も新鮮な方がおいしいに違いない。いつの日か鳥は人間を食料として追い求めるようになった。
 枯れ木を集め終えたころ、太陽が山の奥に消えていった。わたしは方向を変えて、そばにある山へ分け入るようにして踏み込んだ。ゴロ石の混在する獣道は、整備された道路よりずっと歩きにくかった。
 数刻後、世界はすっかり暗闇に化した。わたしは河原のそばで野宿することにした。パチパチと枯れ木の弾ける音を聞きながら、腰を下ろし幻想的に揺れる火を見つめた。
 横になることはしない。倒木へ浅く腰掛け、そばにリュックサックを置き、乾燥させておいたキノコをかじりながら、ただ赤く揺らめく炎を目に焼き付けていった。
 いつもより空気が荒れている。
 なんとなくそう感じた。

 10年前起きた母機である空気清浄機『終焉』の爆発は人類にとって予期しない事故だった。母機の爆発に伴い地下に埋設されていた数千機もの子機はすべて停止し、これまで絶え間なく作動していた空気の清浄化が凍結した。
 たちまち空気は汚染され、緑が消えた。川の水はヘドロで濁り、飲用することが不可能となった。たくさんの動物が死んでいった。無論、人間も例外じゃない。たくさんの命が失われていった。
 修復を試みては失敗する。
 その、繰り返し。
 人々は嘆きながらも抗う。
 平穏を取り戻す為に、懸命に強かに。
 もう一度立ち上がろう。
 希望はあった。あの頃は確かに存在していた。
 だが、それも過去の幻となった。
 事故から10年、世界は灰色に染まりつつあった。建物はほとんどが廃虚となり、街も村も機能していない。人が作ったすべてのものは錆びつき、壊れ、時が止まったようだった。けれど、消えてなくなるわけではない。
 じっくりと風化していく。そのため、すべての人工物が荒み、どんなに鮮やかであったものでさえ灰色に変化した。今では、あの美しかった赤色系や青色系を見ることがなくなった。空気も汚染され、常に淀んでいる。
 かつて青空はどんな表情を見せていただろう。思い出そうと努めても、砂漠化した記憶は蜃気楼のように揺らめき、思い起こされるのは決まってヒビ割れた大地で、ただ虚しくなるだけだった。
 走馬灯のように駆けていく時間(とき)の針。
 これは、果たして現実なのか。
 だとすれば、世界はもうーー
0036相模の国の人
垢版 |
2018/04/08(日) 22:07:20.57ID:yDHRq4kA
その重荷をも背負うとなると、並大抵の努力では武田家は纏まらないであろう。

 力のある国衆、特に郡内を治める小山田などは、信虎様の御世と同様に裏切るかも知れぬ。
 
 四郎様の将来を思うと前途は多難と言わざるを得なかった。

 本堂に戻ると、既に御遺骸に漆が塗り終えられ、素焼きの甕に収められていた。
 漆独特の臭いが、矢張り鼻を突く。
 丁度、甕を黒漆が塗られた籠に収める作業をしている最中であった。
 重臣や側近が作業を見守っていた。
 鏡の如き黒漆に蝋燭の火が映っている。
 それは恰も、お隠れ遊ばされた御屋形様の魂の如く思えた。
 一つの時代が終わったと感じた。
 先代の左京大夫信虎様を駿河に追いやってから、三十年経った。
 三十年と言うと長いように思えるが、光陰矢の如しという言葉通り、あっという間であった。
 青年であった拙者も初老になった。
 再び夜を待ってから、御屋形様の籠を御守りしながら、甲斐へ向けて進発した。
 先頭の篝火が恰も西方浄土へ導く鬼火に見えた。
 数日余りで古府中に到着すると、躑躅ヶ崎の館にある石室に遺骸を収めた。
 無論、御屋形様の死は秘匿された。
 表向きは御屋形様が御病気で隠居し家督を諏訪四郎神勝頼改め武田勝頼公が継いだ事になっていた。
 信の字が与えられない四郎様は飽くまで、嫡男信勝様が元服するまでの陣代であった。
 夜中に石和の家に帰ると、母は大人しかった。
 普段であれば、「恩賞の甲州金は幾ら頂いただ!」などと血相を変えて聞いてくるのであるが、
 この日はただ、「御苦労様だったな、ほうとうさ、拵えるから食べろ」と言って、黙って夜食を作ってくれた。
 拙者も「忝い」と言っただけで、黙って出されたほうとうを食べた。
 先に帰っていた兵伍が母に詳しい事情を話したのであろう。
 喪に服する事など忘却してしまったか、先代の死を隠す為か一年も経たず東美濃への出陣を行った。
 総大将は御陣代様、兵力は一万五千であった。
 拙者も山県隊五千の一隊を率いる長として従軍した。
 御屋形様の旗印は白地に「大」と大書されたものであった。
 先代が使用されていた孫子の言葉を記した「風林火山」ではなかった。
 「大」とは諏訪大明神の大なのか、大祝の大なのかは、未だに分からずじまいである。
 後年、御陣代様は戦が強い猪武者の如く語られているが、実像は違っていた。
 思慮深く如何にして損害を少なくして勝つかを優先していた。
 其の為には相手を内応させる事にも腐心されたいたのだ。
 東美濃での戦では短期間の内に十八もの城を落としている。
 先代が上田原や砥石攻めで大苦戦し多くの将兵を失っているのとは対照的であった。
0037この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/08(日) 23:58:08.18ID:RZehs7DF
>>34
先を読みたくなりました。
>>36さんの時代物にしましても誰でも書けるものではなく、>>34さんのSFというのも簡単ではありません。
自分は全く書いたことがありませんので、時代物やSFがお書きになられるのは、すごいな……と思ってしまいます。

皆さま、おやすみなさい。
0038相模の国の人
垢版 |
2018/04/09(月) 06:58:07.86ID:zQZ7zn3w
>>37
嬉しいです! 励ましの一言が心強いです! 官能小説も将来書ければと思っています。
その時のペンネームは千摺休(せんずりきゅう)と決めています!w
0039相模の国の人
垢版 |
2018/04/09(月) 07:38:44.48ID:zQZ7zn3w
  東急電鉄大井町線○○山駅からほど近い場所に有名な漁師料理の店がある。
  昼間となれば、東工大の学生が大挙して店を訪れ、魚や刺身の定食に舌鼓を討つ。
  美味い魚料理を出すのはもちろんだが、作る大将もまたインパクトが強い。
  白い作業服に捩り鉢巻き、黒色のゴム長靴を履いている。
  本人は高倉健のように精悍でカッコイイと思ているが、どう見ても眼つきの悪い桂三枝である。
  仕事だけでなく、普段の買い物でもその格好なので、商店街では知らぬ者はいない。
  テレビの番組でもしばしば取り上げられているので、地元だけでなく海外からの客も多い。
  昼は定食がメインだが、夜は酒も出し客のリクエストにも応じて料理を作ったりもする。
  大将は割烹料理だけでなく、様々な料理を学んだだけあって多彩なレシピが頭に入っている。
  有名人の中でもお忍びで食べに来る人もいたりする。
  つい先日も超大物がやってきた。
  それは夜十時くらいであった。
  戸が開く音がすると大将が、
 「いらっしゃい!」
  と威勢のいい声で客を出迎える。
  拙い日本語で、
 「オー! タイショー! トンカツ、タベニキマシタ!」
  外人が両手を上げて言った。
  もう一人白人男性が付き添っている。
  1メートル90センチはある巨躯である。
  紺色の背広に赤いネクタイが印象的だ。
 「おう! トランプの兄貴じゃねぇか! また、来たのかよ!」
  などと憎まれ口を叩くが、嬉しそうな顔だ。
  何とトランプ大統領がやって来たのである!
  きっかけはtwitterのフォロワーがここの店のトンカツの画像を投稿し、それをみたトランプが食べたいとワガママを言い、
  エアフォースワンを横田基地にまで飛ばし、そこから車でやってきたのだ。
  後ろの白人男性は通訳である。
 「そこのお兄さんもトンカツでいいな!」
  大将は通訳の注文を勝手に決めてしまう。
  テキパキとトンカツの下拵えをしながら、トランプとの会話をする。
  同じ昭和21年生まれの大将とトランプは同級生という好からか、性格が似ているせいか気が合った。
  合ったのは気だけでなく、結婚回数、子供の数も全く一緒な点であった。
  全くの偶然であるが、共通点が多い二人である。
  因みに娘の年齢も全く同じであった。
  すっかり気を許したトランプは正常の悩みを大将に打ち明け、相談する有様であった。
 「実は大将、国務長官のティラーソンとは反りが合わず、オレが北朝鮮に圧力を加えるべきだと主張しても反対するんだ」
 「何? 国務長官!?」
  時事問題に疎い大将にとっては珍紛漢紛であった。
 「外務大臣のこと!」
  そばにいた奥さんが教える。
 「そんなのクビにしちまえばいいだろ! イケイケの武闘派を中心にやっていけばいいよ!」
 「大将もそう思いますか! そうします!」
  その後ティラーソン国務長官が首になったのはいうまでもなく、強硬派のポンぺオが後任となった。
 
0040相模の国の人
垢版 |
2018/04/09(月) 07:41:55.67ID:zQZ7zn3w
>すっかり気を許したトランプは正常の悩みを大将に打ち明け、相談する有様であった。
>すっかり気を許したトランプは政治の悩みを大将に打ち明け、相談する有様であった。
0041ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/09(月) 08:01:13.05ID:cH4l9qvc
>>34
>時おり鳥の鳴き声が聞こえてきて、そのたびに見上げ恐れた。鳥はいつも人間のようすを空中から観察した。
(人間は下! 鳥は上! 位置が決まっていた!)
>けれど、今ではどうだろう。鳴き声をきけば、おぞましいとばかりに睨みつける。鳥はどうだろう。見上げると血走った眼光が降り注ぐ。
(その為、睨みつけている人間は鳥を下から見ているように思える! 「鳥はどうだろう」の後ろの文は鳥の視点に切り替わったように思える!
 しかし、「見上げると」とある! 鳥が人間と同じように下から見ているように書かれていた!
 「鳥はどうだろう」の後も人間からの視点なのだろうか! 書き方のせいで少しややこしい印象を受けた!)

>ゴロ石の混在する獣道は、整備された道路よりずっと歩きにくかった。
(ゴロ石は人工的に作られた物なので天然の獣道との相性はあまり良いとは云えない!)

>無論、人間も例外じゃない。
(抑えた口調の一人称なので少し引っ掛かった! 他に倣えば「例外ではなかった」となるような気がする!)

終末を迎えている原因は空気にあった!
鳥類に影響はないのだろうか!
長編の冒頭を匂わせた程度で話が終わる!

全ての動植物に被害が及ぶ中、鳥類だけが繁栄しているような感じを受けた!
空気汚染が甚大な域に達しているので少し違和感を覚えないでもない!

ワイの感想!(`・ω・´) モノクロの静的な世界でちょっと鳥が悪目立ちした!
0042ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/09(月) 08:01:53.35ID:cH4l9qvc
>>36
>先頭の篝火が恰も西方浄土へ導く鬼火に見えた。
(「恰も」の多用を避ける為、この一文の「恰も」は省いてもよい!)

>〜腐心されたいたのだ。
(打ちミス!)

過度な肉付けはしない、と云う潔さが文章に表れている!
粗筋と作品の境目のようなところを歩いているので危うい感じは受ける!
場面によって多少、書き方を変えてもいいかもしれない!

ワイの感想!(`・ω・´)
0043ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/09(月) 08:19:01.45ID:cH4l9qvc
>>39
>舌鼓を討つ。
(変換ミス!)

>美味い魚料理を出すのはもちろんだが、作る大将もまたインパクトが強い。
(後半の「また」に掛かる言葉がないように思える!)
ワイの場合
 美味い魚料理に衝撃を受けるのは当然として、作る大将もまたインパクトが強い。
(このように書けば「また」が衝撃に掛かってインパクトに繋げることができるのではないだろうか!)

前半の店の紹介はこなれていた! トランプの件は丁寧さを欠き、少し雑に思えた!
珍紛漢紛が漢字で書いてあった! 大体は「平仮名、片仮名」なので目を引いた!

機会があればワイも大岡○駅で下車してトンカツを頼んでみようと思う!(`・ω・´)
0044この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 12:43:17.71ID:/IWoCZP8
>>37ありがとうございます!
>>41こんにちは。ありがとうございます!随分と前に書いた小説の冒頭で保管庫に入れていたものでした。
3万文字くらい書いたところで止まっているままの作品です。でも、いつかこういう作品を書きあげたいという想いから削除できないでいる。
書きたいものを書けるようになるよう精進します。ご指摘いただいた箇所は修正します。ありがとうございました。
0045相模の国の人
垢版 |
2018/04/09(月) 12:48:39.11ID:zQZ7zn3w
>>42
講評有難う御座います! 勝頼が御陣代としてやっていく中で、当然、家臣間の齟齬は出てくるでしょうし、
不満を持つ親類も実際に多かったと思います。悲劇的な最期を遂げる勝頼ですが、武田家を守っていこうとする姿も
描ければと思います。こういうのは今の会社にも通じる問題なので、共感できる部分はあるであろうと思います。

>>43
40分くらいで書いたので、粗製部分がある点は後に直していこうかと思います。本当はトランプだけでなく、
信虎も出そうかと思っています。タイムスリップした信虎が子孫と一緒にやってきて、トランプに国の治世をどうするべきかを
説教するという感じで。あの信虎ですから、ロクな事は言いません。でも今のトランプの強引なやり方と信虎が似ているので
書き方によっては面白いかもしれません。
0046相模の国の人
垢版 |
2018/04/09(月) 12:50:31.47ID:zQZ7zn3w
>>43
その際は是非、食べに来て下さい! ヤスのtwitterを見たとでも言ってもらえれば喜ぶと思います。
獺祭もありますし、芋焼酎も充実しています! と何気に宣伝をしてしまいました!w
0047この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 13:01:02.01ID:KLqWp/tE
>>34

>鳥に危害を与えることを避けた。
危害を<<加える>>
>太陽が山の奥に消えていった。
山の<<端>>
>いつの日か鳥は人間を食料として追い求めるようになった。
<<いつしか>>鳥は
いつの日か:将来的に実現する可能性を示す表現
>そばにある山へ分け入るようにして
<<近く>>の山 
>ゴロ石の混在する
<<ゴロタ石>>の
>空気の清浄化が凍結した。
<<停止>>した
>飲用することが不可能となった。
飲用<<に>>する

国語力に難あり。近未来デストピア小説の文章にふさわしい書き方を心がけるべき。
0048この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 13:55:26.34ID:sHo3jS1V
>>47
あぁ、そうですね。本当にその通りです。短い文でここまで指摘されるのはそういう事ですね。反省。ありがとうございます。もっと勉強します。
0049この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 20:58:15.06ID:sHo3jS1V
 パチン。
 枯渇した枝が炎により弾けた。以前として、火はユラユラと揺れ、あたりを弱々しく照らした。
 わたしは、手の中で弄んでいた石ころを焚き火に放った。荷物の整理でもしようか、と鞄に手をかけたその時だった。不意にこみ上げるものを感じて咳き込んだ。わたしは片手で口を、もう片方の手で胸を押さえた。
 すぐに咳は止まなかった。横隔膜が痙攣しそうになるのを堪えた。
 しばらくして咳が治まった。この咳のせいで夜中も何度か起きる。最近はひどく肋骨のあたりが痛む。どれだけ精度の良いマスクをしていても、肺の違和感は消えることはなかった。
 乱れた呼吸を整えた後、ゆっくりと辺りを見渡した。崩壊した夜の世界は、真っ暗でまるで深海のような冷たい闇だった。
 だが、そのほうがいい。あの荒れ果てた光景を見るくらいなら、すべて闇で隠してしまったほうマシだ。見たくないものを見ずにすむのなら、どれほど幸せだろう。見たいものだけを見ることができるなら、なんの心配を抱くこともなく朝を迎えられるのに。
 だが、そんなこと無理だった。すべてを受け入れなければならない。そして、明日は否が応でもくるのだ。
 時計を見た。23時10分。そろそろ、眠らなければならない時間だ。疲労を回復するための最低限の休養は生き抜いていくために重要不可欠なのだ。わたしは、一度小さく息を吐いた。それから、惜しむように火を消すと、リュックサックを背負った状態でまぶたをおろした。
 コチコチ……コチコチ。
 この世は、錆びついている。人が住めるような場所はなく、地上は大きなゴミ溜めの塊のようだ。こんな閑散とした世界に関わらず、わたしはまだここにいる。
 まだ、ここにいるのだ。

 深夜、少年の悲鳴で目が覚めた。すばやく身体を起こすと、そばにある樹木に背中をピタリとつけた。
 ドッドッと心臓が強く打ち付ける。
 恐怖と隣り合わせの日々を送っていると、常日頃から緊張していなければならない。
 人間という悪魔に見つからないだろうか(とはいえわたしも人間であるのだが)、豪雨に見舞われたりしないだろうか、水分や食べ物が尽きてしまわないだろうか、ほかにも当日の寝床確保、病気や怪我、とにかくあらゆるものに神経を使う必要があった。
 わたしは悲鳴をきいたとき、まず初めに動物でいう言わば戦闘体勢になった。なにか問題が発生したときに、すぐさま行動に移せるからだ。
 それから、悲鳴の出どころを探る目的で移動した。危険であるが、こればかりは怠ってはならない。危機を把握することは、安全行動と同等の価値があった。
 わたしは、山の中を突き進みながらも、常にセカンドバッグへ手を入れていた。硬質で冷たいものを指先で確認し、安堵する。拳銃は、万が一の場合に役立つ、これまでも、そうだった。
 旅をしていると、時々思う。
 優しさとは何だろう。
 世界の平和を祈ることだろうか。
 世界は無情にも、弱いものから何でも奪おうとする。
 その者がどれほど他人の為に祈っても、世界は何とも思わない。
 世界はなにも感じない。
 世界は、意地悪だ。
 慈悲の念など持ち得ていない。
 優しさとは何だろう。
 わたしは思う。それはきっと、何も祈らないことだろう。
0051この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 22:03:13.68ID:GQsqIcIr
>>49
なるほど書き慣れてない感じが初々しいです
で、この続きはどこで読めますか?
0052この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 22:30:52.45ID:DwUuE5id
何です? 皆で古い文章を晒し合うという羞恥プレイでもするのですか?
0053この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 22:44:10.19ID:/IWoCZP8
>>51
ワイスレ限定でござります。

続。

 月は、依然として遠慮がちに地上を照らしている。
 ある程度近づいたあたりで、わたしは草木の間から月明かりだけを頼りにようすをうかがった。
 遠くの暗やみで、なにやらうごめくものが見えた。パキパキ、ガサガサと言った枝葉が折れるような接触しあうような音も聞こえる。それから、もう一度悲鳴があがった。
 世界が朽ちた今、人間が生き残っていくためには、巧妙な工夫と運が必須であり、さらに言うと、小心者でなければならないと考える。危機回避していくためには、どんなのことにも臆病になり、あらゆる危険を避けるほうが安全だ。
 わたし自身、病的にネガティヴで小心者であると自負している。これは、必ずしも自慢できることではないが、やはりこの不浄な世界では効果的な考え方だと考える。
 どんな状況下でもつねに最悪の結果を想像し、そうならないよう行動に移していく。今回の場合も例外なくそうした。
 わたしは息をひそめ、そのうごめくものの正体をつかもうとした。
 影が揺れている。
 殺伐とした動きに囚われた影。
 慎重に見守る。
 うごめくものは、2人の成人男性だった。そして、その男たちによって取り押さえられている少年を視界でとらえた。
 わたしは、その少年が悲鳴をあげた声の主であると断定した。少年は、続けざまに悲鳴をあげ、離せ、と叫んだ。だが、男たちは構うことなく、押さえつけた状態でなんども殴っている。
「このクソガキ。いつからつけていた」
「俺らの食い物を狙いやがって、許さないからな」
 男らは、ひどく乱暴に少年へ言い放つと、繰り返し殴った。鈍い音が耳に届いた。

 この世界は飢えている。
「ごめんなさい。やめて。許してよ」
 嗚咽交じりに命乞いをする少年の声。
「うるせぇ、殺す」
「そんな……いやだ」
「黙れ」
「やめて」
「あー、もういいからさっさと殺って食おうぜ」
 その言葉に、わたしは一瞬瞬きを止めた。
 食う。それは、つまり人間が人間を食し栄養源とすること。
 楔れたこの世界。
 はびこる薄情な人間たち。
 冷酷無残な人間たち。
 おぞましい人間たち。
 なかでも、人食いは野蛮でエゲツない人間だ。共食いをする恐ろしい生きた化物。
(悪魔め)
 ゆっくりと慎重に呼吸をした。
 それから、わたしは努めて冷静に、焦点を男に合わせた。
「早く殺してしまおう」
「……いやだっ」
 トクントクン。
 規則的な音がする。
 鼓動の音。
 それは、わたしが今生きているという証拠。
 ゆっくりと拳銃の安全装置を解除した。その状態のまま、瞬きと呼吸だけは規則的に意識して行った。それから、引き金を引いた。一瞬の出来事だった。男二人は息絶えた。頭部を撃ち抜いた。実に静かな戦闘だった。
0054この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 22:44:11.96ID:DwUuE5id
 大学のキャンパス、その構内には多くの若者――中には年配の方もいる――が往来を行き来している。
 ある学生は隣の友人と話しながら、またある学生は一人スマホを弄りながら、またある学生は…………仲睦まじいカップルは見なかったことにしましょう。

 ゴホン……。取り敢えず、色々なタイプの人が通り過ぎていく。
 そんな人の流れを、私は木陰に設置されたテーブル付きのベンチから見るともなしに見ていた。
 テーブルの上には、飲みかけのミルクティーの紙パックに、題名だけを記して手付かずのレポート用紙を広げている。
 両耳のイヤホンからは女性シンガーの歌声。それを聞きながらくるくるとペンを回す。
 
 うん。これは暫く、白紙のレポートが文字で埋まることはなさそうだ。

 我ながらどうしようもない確信を抱く。

 時間を持て余した大学生の長閑なひと時。生真面目な人が見れば、小言の一つも頂戴するかもしれないが……。
 社会人を前にした最後のモラトリアム期間。偶にはこんな時間の過ごし方も許されるだろう。
 なんて、心中で自己弁護をしながら変わらず雑踏の流れに目をやる。

 どのくらいの時間が経っただろう? 唐突に、そんなゆったりと流れる時間に変化が訪れる。
 なんと、片側のイヤホンが独りでに耳の外へと飛んで行ってしまったのだ。
 私は驚きに顔を持ち上げる。その視線の先には、眼鏡が良く似合う知的美人の姿があった。

「よう、ちょっといいか、佐倉?」
「……三枝か。びっくりした、乱暴な真似は止めてよね」

 そこに立っていたのは、中学時代からの友人、三枝風香であった。
 
 彼女は私の抗議もなんのその、悪びれもせず向かいの席に腰掛ける。

 変わらない、昔からこうだ。
 折角の美人さんなのに、傍若無人で、粗野な言動が目につく人物。浮いた話が一つも聞こえてこないのも、きっとそれが原因に違いない。
 まあ、これでも、高校時代の妙な言葉遣いを改めて、多少はマシになったのだが……。

 それでも、初対面の人なら、間違いなく鼻白むような言動を平然とやってのける人物だ。
 大方の人間は、彼女を敬遠して近づこうとはしない。
 しかし、どういうわけか、私はそんな三枝のことが嫌いではなかった。むしろ、何かとウマが合うことも少なくない。

 それはきっと、別系統とはいえ互いに趣味人――言葉を選ばなければ、いわゆるオタクであることが、原因であるのだと思う。

「それで、急にどうしたの、三枝?」
「ああ、佐倉は確か、異世界転生とかの類に興味があったよな?」
「んん?」

 予期せぬ話題に、頭の中に疑問符が飛び交う。
 三枝の言う通り、私――佐倉小百合は漫画やゲーム、ネット小説などを愛好する隠れオタクで、異世界転生物も守備範囲内だ。
 しかし、どうしてその手の話題が急に出てくるのか。さっぱり分からん。
 
 そもそも、その手の話を三枝に話したことがあったかな?

 私のオタク趣味は、数少ない友人は知っている。目の前の友人もその一人だが……その詳細まで語ることは稀だ。
 三枝も、私の趣味に関して漠然としか把握していないはずだけど……。

 例えば、目の前の友人が、コアな歴史オタクであることを私は知っている。しかし、日本史と西洋史のどちらが好みか、どの歴史上の偉人がお気に入りかなど、その中身までは知らない。
 三枝も、そのはずだけど。うーん、それとも、どこかでポツリと話したかしら?
 まあ、一々気にしても仕方ない……か。
0056この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 22:53:04.02ID:DwUuE5id
「それで、急にどうしたの、三枝?」
「ああ、佐倉は確か、異世界転生とかの類に興味があったよな?」
「んん?」

 予期せぬ話題に、頭の中に疑問符が飛び交う。
 三枝の言う通り、私――佐倉小百合は、漫画やゲーム、ネット小説などを愛好する隠れオタクで、異世界転生物も守備範囲内だ。
 しかし、どうしてその手の話題が急に出てくるのか。さっぱり分からん。

 そもそも、その手の話しを三枝に話したことがあったかな?
 私のオタク趣味は、数少ない友人は知っている。目の前の友人もその一人だが……その詳細まで語ることは稀だ。
 三枝も、私の趣味に関して、漠然としか把握していないはずだけど……。

 例えば、目の前の友人が、コアな歴史オタクであることを私は知っている。
 しかし、日本史と西洋史のどちらが好みか、どの歴史上の偉人がお気に入りかなど、その中身までは知らない。
 三枝も、そのはずだけど。うーん、それとも、どこかでポツリと話したかしら?
 まあ、一々気にしても仕方ない……か。

「まあ、守備範囲内だけど……。それが?」
「そうか。なら、実際に自分自身が、異世界転生したいと思うか?」
「はい?……これって何のアンケートよ?」

 質問の意図が掴めない。普段は直截的な三枝が、珍しく迂遠な話し方をするのに違和感を覚える。
 思わず、眉を顰めてしまった。

 私が不審がっているのを、三枝も分かったのだろう。苛立たしげに頭をガシガシと掻くと、一拍置いて口を開いた。

「あー、実はだな、私は魔女なんだよ」
「……………………」
「先日、新たに転生の秘法を修めてな。それで実践してみたいんだが……。ただ、望まぬ人間を無理やり転生させるのも、寝覚めが……なあ?」
「はあ……」

 あー、何こいつ、遅まきながら厨二病に目覚めた?
 それとも、何かのロールプレイング? 私と妄想話に花を咲かせたいとか?

「それで、佐倉が良ければ、モル……被験者になってもらえればと、そういうわけだ。今なら、色々サービスするぜ」

 こいつ、モルモットって言いかけやがった。しかし気になるのは……。

「…………サービスって?」
「これから転生させる世界、そのシステムに干渉して、転生先の要望なんかを叶えてやるよ」
「ほう。つまり、転生特典というやつか……」

 転生特典……か。心が躍るな。
 勿論、三枝の話を信じたわけではないけれど……。
 この手の妄想は好物だ。 ゲームなんかでも、キャラメイクだけで、ご飯三杯はいける。それが私。

 三枝の意図は分からないけど、少しぐらい付き合ってあげようか。
 そうと決まれば、確認すべきことがある。
0057この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 23:02:23.20ID:DwUuE5id
「ねぇ、その転生先って、どういう世界なの?」
「……そうだな、いわゆる剣と魔法のファンタジー世界ってやつだ」

 なるほど、オーソドックスなパターンね。
 なら、戦闘能力がいるな。剣か、魔法か。……私の好みは、魔法だな。

 いや、それよりもまず、性別だ。あと、指定できるなら容姿も重要。
 あー、そもそも、種族とか、そんなものもあるのか?

「人間以外の種族もいるの? 例えば……エルフとか」
「エルフか。ああ、存在するみたいだな。ただ、エルフには転生できないぞ」
「うん? それはどうして?」

 エルフ転生ありなら、転生してみたいが……。
 どうして無理なのだろう? もしかして、人間以外は駄目だとか?

「エルフは光の領域の種族だからな。魔術による転生が可能なのは、闇の領域の種族だけだ」

 闇の領域の種族? ……嫌な予感がプンプンするぞ。
 私は恐る恐る、質問を重ねる。

「闇の領域の種族って、何があるの?」
「魔物だ」
「……それ以外は?」
「ない。魔物だけだ」

 はい、魔物転生当確きました。
 馬鹿じゃないの! 何が転生先の要望だ。クソみたいな縛りプレイじゃないか!

 いや、待て待て、クールになるのよ、小百合。
 まだ希望を捨てるには早過ぎる。諦めたら、そこで試合終了よ。

「……人型の魔物というと、どんな種族があるの?」
「人型の魔物……か。近いものなら、ゴブリン、コボルト、リザードマン……」

 ジーザス! 何よ、そのラインナップは!?

「冗談! もっとましな人型の魔物はないわけ!?」

 私は声を荒げて、断固拒否の姿勢を示す。
 三枝は顎に手を添えて小首を傾げる。暫しの沈黙、そして口を開いた。

「…………ドッペルゲンガーはどうだ?」
「ドッペルゲンガー? 有名な超常現象の?」

 私の言葉に三枝は頷く。

「ああ。もっとも、転生先では、一目でも見た人間の姿に化けることのできる悪魔、そういった存在だな」

 なるほどね……。確かにそれなら、最も人に近い魔物と言える。
 性別や、容姿面も問題ない。綺麗な女性の姿に化けてやればいいのだから。

「うん、悪くないな。種族はそれで決まりとして……。他に何か、転生特典っぽいものはないの?」
「そうだな。……魔物だし、魔王とかどうだ?」
「魔王!」
0058この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 23:06:55.56ID:DwUuE5id
改行が多いから分割しつつ投稿していたら……
何てこったい! 最後の部分を投稿する直前に気付く。あ、既に3レスやん、と
評価依頼じゃないから、4レスになってもいいのだろうか?
まあ、無理して晒すものでもない。ここで切っておこう

>>55
ええ、三年くらい前の文章です。しかも投稿しなかった幻の作品!
(つまり唯の没作品だよ(ポツリ))
0059この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/09(月) 23:23:16.56ID:/IWoCZP8
なるほど。同類というわけですか。えぇ、私もお蔵入り作品ですよ(ボソ)
ちなみに私は2年前くらいです。無理に格好付けた文を書こうとして自爆している。お恥ずかしい。
でもいつかこう言った世界観のものを書きたい。その為ワイ氏の意見が聞きたく投稿しました。
0060この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 04:30:03.81ID:RNyK4WhE
「海里セルゲイコフです。今日から指導員としてこちらにお世話になります」
人懐っこそうな目をした栗色の髪の青年は満面の笑顔と共に、新ソビエト連邦共和国式の勢いよく敬礼をした。

海堂美玲はその姿を遠目に眺めつつ隣の小杉美嘉の脇を、片肘で小突く。
小杉は小さく、ぐほ、と言う。
その姿を一瞥もせずに、海堂はおし殺した声を出した。
「今、あくびしようとしたでしょ? 目えつけられたらどうすんのよ……」
「……別に。実験期じゃないし、関係ないでしょ」
「あんたは別にでも良いけどね。あたしが困るの。連帯責任だし、何がどうなるか分かんないんだから」
「うっざ……だから関け…いたたっ」
海堂は小杉の左靴の甲を無言で踏んだ。
出来るだけ重心を絞って、思い切り。

※※※

イルシカレフ集団農場(所在:旧北海道石狩市)は、
サルポースクリン(旧北海道札幌市)に臨在する新ソビエト連邦共和国
(旧ロシア連邦)新サハリン自治区(旧北海道)の実験農場であ。
敷地は726ヘクタールと広大で、飼料用とうもろこし、馬鈴薯などが栽培されている。
また、牧畜も行われているが、草を食むのは純粋な牛ではない。

ここの居住者はヤポンスキー(旧日本国民)であり、726体が政府の保護の下、
共同生活を送る。だが周期的に行われる社会性実験の為に、
毎回個体数が75%ほどが消失する。
その度に他の自治区から低年齢個体が選抜され、補充される。

5月の初めに海里セルゲイコフは、この農場に遺伝子強化種栽培指導員として赴任をした。
ちょうど、泥にまみれた農地を淡いグリーンの牧草が絨毯のように覆う頃である。陽光は優しく、風は柔らかい。

前回の実験を生き延びた海堂と小杉は、牧場を囲むように緩やかに曲線を描く
小川、ヤルハスス川(旧安春川)の土手に腰を下ろしていた。
彼らは揃って淡く霞がかる空を見上げながら、作業を自主的に休憩していたのである。

「美嘉あー」「ん?」「セルゲイコフさん、多分あたしたちとさー」「うん」
「歳近いよねえ。18超えてんのかなあ」「すっごいどうでもいい」
呟いて伸びをする小杉を横目でちらりと見やってから、海堂はため息をついた。
「はあ……。あの人かなあ。次の実験担当」
「まあ、……そうだろうねえ」

小杉は海堂の肩にそっとその腕をまわした。そのまま首を傾け、こめかみをふれ合わせる。

「もう、実験も六回目だし、生き残るのは1024分の1の確率だけどさ。
大丈夫。約束さえ、お互い守ればあいつが何したって、どちらかは生き残るから」
「うん」「……もっかい、約束する?」「うん」
小杉美嘉は息を軽く吸った。それから淡々と言葉を吐く。
「……どっちが死んでもやけにならないこと。お互い、助け合おうとしないこと。見捨てる事も含めて自分が助かる事を、すること。
憎みあわないこと。憎み合うことになっても、殺しあわないこと。
殺しあうことになっても、取り乱さないこと」
「う、ん」
「死んだのは、これができない人たちだったよね」「う、……ん」
「美玲なら大丈夫。あたし、恨まないし。とりあえず、ゆびきり」
海堂は下を向き嗚咽を始めた。
小杉はそんな彼女に苦笑をする。海堂の握られた拳をさすって解きほぐし、
小指をたてさせる。自らの小指も絡める。
「はい。指切り、げんまん」
海堂は、わっと泣き出した。
小杉は彼女の背をそっとさする。そうしながら、思う。
(……うちの方が強いけど、生き残っ
るのはこの子なんだろうな)
0061この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 04:33:54.44ID:RNyK4WhE
>>60
X 新ソビエト連邦共和国式の勢いよく敬礼をした。
○新ソビエト連邦共和国式の敬礼を勢いよくした。

昔のが流行ってるのでさらしてみました。
0062この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 05:05:38.70ID:RNyK4WhE
「海里セルゲイコフです。今日から指導員としてこちらにお世話になります」
人懐っこそうな目をした栗色の髪の青年は満面の笑顔と共に勢いよく、新ソビエト連邦共和国式の敬礼をした。

海堂美玲はその姿を遠目に眺めつつ隣の小杉美嘉の脇を、片肘で小突く。
小杉は小さく、ぐほ、と言う。
その姿を一瞥もせずに、海堂はおし殺した声を出した。
「今、あくびしようとしたでしょ? 目えつけられたらどうすんのよ……」
「……別に。実験期じゃないし、関係ないでしょ」
「あんたは別にでも良いけどね。あたしが困るの。連帯責任だし、何がどうなるか分かんないんだから」
「うっざ……だから関け…いたたっ」
海堂は小杉の左靴の甲を無言で踏んだ。
出来るだけ重心を絞って、思い切り。

※※※

イルシカレフ集団農場(所在:旧北海道石狩市)は、
サルポースクリン(旧北海道札幌市)に臨在する新ソビエト連邦共和国
(旧ロシア連邦)新サハリン自治区(旧北海道)の実験農場である。
敷地は726ヘクタールと広大で、飼料用とうもろこし、馬鈴薯などが栽培されている。
また、牧畜も行われているが、草を食むのは純粋な牛ではない。

ここの居住者はヤポンスキー(旧日本国民)であり、726体が政府の保護の下、
共同生活を送る。だが周期的に行われる社会性実験の為に、
毎回個体数が75%ほどが消失する。
その度に他の自治区から低年齢の個体が選抜され、補充される。

5月の初めに海里セルゲイコフは、この農場に遺伝子強化種栽培指導員として赴任をした。
ちょうど、泥にまみれた農地を淡いグリーンの牧草が絨毯のように覆う頃である。陽光は優しく、風は柔らかい。

前回の実験を生き延びた海堂と小杉は、牧場を囲むように緩やかに曲線を描く
小川、ヤルハスス川(旧安春川)の土手に腰を下ろしていた。
彼らは揃って淡く霞がかる空を見上げながら、作業を自主的に休憩していたのである。

「美嘉あー」「ん?」「セルゲイコフさん、多分あたしたちとさー」「うん」
「歳近いよねえ。18超えてんのかなあ」「すっごいどうでもいい」
呟いて伸びをする小杉を横目でちらりと見やってから、海堂はため息をついた。
「はあ……。あの人かなあ。次の実験担当」
「まあ、……そうだろうねえ」

小杉は海堂の肩にそっとその腕をまわした。そのまま首を傾け、こめかみをふれ合わせる。

「もう、実験も六回目だし、生き残るのは1024分の1の確率だけどさ。
大丈夫。約束さえ、お互い守ればあいつが何したって、どちらかは生き残るから」
「うん」「……もっかい、約束する?」「うん」
小杉美嘉は息を軽く吸った。それから淡々と言葉を吐く。
「……どっちが死んでもやけにならないこと。お互い、助け合おうとしないこと。見捨てる事も含めて自分が助かる事を、すること。
憎みあわないこと。憎み合うことになっても、殺しあわないこと。
殺しあうことになっても、取り乱さないこと」
「う、ん」
「死んだのは、これができない人たちだったよね」「う、……ん」
「美玲なら大丈夫。あたし、恨まないし。とりあえず、ゆびきり」
海堂は俯く。胸の前でぎゅっと拳を握り嗚咽を始めた。
小杉はそんな彼女に苦笑をする。海堂の握られた拳をさすって解きほぐし、
小指をたてさせる。自らの小指も絡める。
「はい。指切り、げんまん」
海堂は、わっと泣き出した。
小杉は彼女の背をそっとさする。そうしながら、思う。
(……うちの方が強いけど、生き残っ
るのはこの子なんだろうな)
0063この名無しがすごい!
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2018/04/10(火) 05:08:03.21ID:RNyK4WhE
>>62こっちで。つっても、ディストピア系の空気が伝わるかどうか知りたい
だけです。抜粋なので評価依頼ではありません。昔の作品って、なんか
恥ずかしいですね。
0064この名無しがすごい!
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2018/04/10(火) 06:56:13.00ID:RNyK4WhE
>>62
x消失
○減少
だけど、実験素材として死体になる場会
うーん、自滅、かなあ。
個体数だから減少かな。
0065ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/10(火) 07:28:07.77ID:2rjP+jr7
>>49 >>51
>以前として、火はユラユラと揺れ、あたりを弱々しく照らした。
(依然だろうか!)

>崩壊した夜の世界は、真っ暗でまるで深海のような冷たい闇だった。
(崩壊したと書かなくてもよい! 次の文章で荒れ果てた光景と云う説明が入る!
 真っ暗と闇が意味の重複に見える! 気取る必要はないがもう少しわかり易く書いてもよい!
 この一文の後に「月明かり」と云う表現が使われていた! 深海の比喩が揺らぐ!)
ワイの場合
 夜の世界は一条の光も射さず、深海の底を思わせる闇にどっぷりと浸かっていた。

>だが、そんなこと無理だった。
(「そんなこと、無理だった」または「そんなことは無理だった」だろうか!)

>わたしは草木の間から月明かりだけを頼りにようすをうかがった。
(月が出ていた! 暗夜ではなかった! 深海の例えは何だったのか!)

>どんなのことにも臆病になり
(「の」は不要!)

>やはりこの不浄な世界では効果的な考え方だと考える。
(末尾は「思える」でもよい!)

>楔れたこの世界。
(打ちミスの類いだろうか!)

デストピアを思わせる内容であった!
世界の荒廃を仄めかす! 出だしはあまり良くない!
主人公は焚き火で暖を取っていた! 夜空に月が出ている状態で深海のような暗さを強調した!
しかも荒れ果てた世界を見たくないと云う点も引っ掛かる!
主人公のいる場所が山や林に思える! 草木が描写されていた!
自然の只中にいるので荒廃した世界と相容れない! ちぐはぐな感じを受ける!

ワイならば荒廃した街からスタートさせる!
焚き火に使用する物は倒壊した建物の建材や雑誌! 主人公が投げ入れるのは小石ではなく、破損したプラスチック製品!
すぐに溶けて黒い煙の悪臭を放つ! 主人公は全く動じない! 普通の大気が既に猛毒に等しいことを胸中で語る!
その状態で悲鳴を耳にする! 粉々になったガラス片を踏み締めて音の出所を探る!
二人の男が一方的に少年を殴り付けている現場に密かに立ち会い、手持ちの拳銃を速やかに構えて処理する!
その後、斃れた二人の男を食糧にしてもよい! 唾棄する行為と自身を責めながらも生き抜く為に肉を食らう!
主人公は傷ついた少年を同行させる! その優しさに少年は涙を流して喜ぶ!
少年の目が離れた隙に主人公は観察する! 柔らかそうな脚や細い首を! 主人公の中で少年は非常食になっていた等!

どのような世界観であってもいいのだが、その世界の中の整合性を強く意識して貰いたい!
現実の常識を土台にする必要はない! 独自に構築した世界で通用する常識でリアリティを出せばよい!

ワイの考え!(`・ω・´)
0066ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/10(火) 07:39:33.82ID:2rjP+jr7
>>50
丙三と兵伍の川中島 七十七話
特に気になるところはなかった!
作者の癖のようなものが少し目に付いた!

> 陣中でも我が将兵が夜も眠れず疲労が蓄積していた。
>「兄者! 兵どもが眠れず、疲労してるだ!」

地の文で状況を語った直後に同じ内容の言葉を被せる!
意味の重複が多くなるほど、読者の読む意欲を削る!
別の表現に置き換えた方がいいように思う!

ワイの感想!(`・ω・´)
0067ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/10(火) 07:53:23.10ID:2rjP+jr7
>>54 >>56-57
>〜が往来を行き来している。
(往来を道の意味で使っているが、行き来の動作を含むので字面に引っ掛かる!)

>「……三枝か。
(いらっしゃ〜い、いや、何でもない!)

コピペミスは読み飛ばす!

どこが話の舞台であってもコミカルな遣り取りは健在!
転生先の話が出て来ないので内容に触れることも難しい!

スナック菓子のようなチープ感は悪くない!(`・ω・´) 新婚さん、いらっしゃ〜い!
0068ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
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2018/04/10(火) 08:04:31.10ID:2rjP+jr7
>>62
ロシアの勢力が拡大して北海道が植民地化された、と云う風には読める!
具体的な実験の内容がわからない! 何をして、何を試されるのか!
生き残った者は次の実験に回される! いつかは命を落としそうなので、
参加する意味がよくわからない! 逃げ出すと云う手段は残されていないのだろうか!

アメブロで本編を読まないとよくわからない!(`・ω・´)
0069この名無しがすごい!
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2018/04/10(火) 08:25:48.61ID:RNyK4WhE
>>68
捜査能力の凄さに笑いました。そこは確かに本編ですね。
そこまで伝われば上出来……かな。
0070相模の国の人
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2018/04/10(火) 11:54:12.37ID:6KxQGrcy
 恐れていた事態が現実になった。
 二月五日、早朝、織田軍は到着を城方に知らせんとばかりに、空鉄砲を撃ち放った。
 信長の手勢が城から西に八町離れた鶴岡山に布陣したのだ。
 此処からも黄色地に黒く染め抜いた永楽通宝の旗印が無数見えた。
 城からは援軍到着を喜ぶ歓声が聞こえて来た。
 この最悪の事態に指示を仰ぐべく山県様の居る陣所に駆け込んだ。
 山県様だけでなく、鎧直垂姿の御陣代様が来ていて、何やら二人で話をしていた。
 拙者に気づいた御陣代様が拙者を手招きした。
「丙三! 其方も来ていたか、織田の手勢数万を超える大軍じゃ、此処で挟み撃ちにされたらたまったものではない」
「御陣代様の仰せの通りに御座いまする」
「そこでじゃ、山県の五千の手勢を二手に分ける、四千はは昌景、一千は丙三が率いる」
「承知仕った」
 山県様が頷きながら承諾した。
 拙者は無言で頷いた。
「昌景は一気に鶴岡山を駆け上り敵を引き付けよ、丙三は山の麓を辿り、敵の退路を断て、さすれば信長は兵は逃げる」
 拙者は敵の大軍に動揺する事無く、的確かつ最良の判断を下す御陣代様の凄さを感じた。
「攻撃は何時に」
 山県様が尋ねた。
「夜遅くなってからじゃ、敵が油断している時を見計らって一気に叩く」
「中入り(奇襲)で御座いますな」
 拙者が言った。
「左様。少しでも手負いの者を少なくする措置じゃ、林の如く静かに敵に近づけ、物音は禁物じゃぞ」
「承知仕りました」
 山県様の顔に笑みが浮かんでいた。
 恐らく勝算があったのであろう。
 この時、拙者も負ける気はしなかった。
 織田軍は援軍を差し向けるために、強行軍を強いられていた筈、兵の疲労も頂点に達していたであろう。
 兵の練度も寄せ集めの織田軍に対して此方は歴戦の兵に郷土意識の強い者が多く、臆病な戦いをすれば村の恥になってしまう。
 織田の兵隊は弱兵という意識が強い。
 三方ヶ原では一撃で織田徳川連合軍を木っ端微塵にした戦いの記憶も新しい。
 この中入りが成功しない筈はない、そう確信していた。
 
0071相模の国の人
垢版 |
2018/04/10(火) 12:32:29.64ID:6KxQGrcy
>「昌景は一気に鶴岡山を駆け上り敵を引き付けよ、丙三は山の麓を辿り、敵の退路を断て、さすれば信長は兵は逃げる」
>「昌景は一気に鶴岡山を駆け上り敵を引き付けよ、丙三は山の麓を辿り、退路を断て、さすれば信長は兵は逃げる」
0072この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 13:34:14.19ID:ESU6K2nF
>>65こんにちは。整合性……深く反省。一文一文責任持って書かないといけませんね。
指摘された部分作品と一緒に保存していつかのデストピアの為に引き続き勉強します。
世界が崩壊する話好きなんですよね。ありがとうございました。

皆さんも昔のボツネt、じゃなくて思い入れのある素敵な作品をどうもありがとうございます。
0073ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/10(火) 13:39:08.02ID:2rjP+jr7
>>70
>四千はは昌景
(打ちミス!)

>さすれば信長は兵は逃げる」
(「信長の」でもよい!)

事態の推移に引っ掛かるところはなかった!(`・ω・´)
0074相模の国の人
垢版 |
2018/04/10(火) 18:51:36.55ID:6KxQGrcy
 日が沈む頃、我が山県隊は兵達に中入りを行う事を告げた。
 皆、嫌がるどころか我先に飛び込む勢いであった。
 士気は頗る高い。
 中入りであれば、敵が動揺し首が取れる目算も高まる。
 各々が月の光が穂先に当たらぬように、藁を包み込む。
 満月の夜であった。
 鶴岡山は兵の数を誇示する積りか、煌々と篝火が焚かれていている。
 山県様四千は麓から一気に駆け上り、織田軍に襲い掛かるが、気づかれずに首尾良く行くか。
 拙者が率いる別動隊一千は山の麓を一気に走り抜け、敵の退路を断つ。
 山県様が織田軍に躍り込み、野分の如く暴れれば、織田軍は壊走し退路に立ち塞がる我らと対峙し、挟み撃ちに出来る。
 武田の精鋭たる我ら一兵は織田兵十人に匹敵する。
 拙者が考える彼我の実質的な戦力差は実質五万対三万である。
 亥の刻に拙者の別動隊は静寂を保ちながら、鶴岡山の篝火を目印に歩を進めた。
 中入りを助けたのが、雷の如き鳴り響く鉄炮の撃ち放ちであった。
 夜間の行軍は半時で凡そ十町であった。
 一時もあれば敵の退路に到着出来る筈である。
 足元に気をつけながら、小走りに闇夜を突いて走っていた。
「兄者、オラ達は退路で待ち受けるが、逃げてくる織田の手勢は一千だけで撫で切りには出来ねえ」
 兵伍がか細い声で囁いた。
「敵に一撃与えればええ、深追いは禁物ずら、手負いの狼が一番恐ろしい、信長を追い払えれば目的は達成だ」
「承知した、兄者」
 丁度、一時程で敵の退路に回り込む事に成功した。
 林道の両脇に兵を潜ませ織田軍が来るのを待つ。
 城に向けて撃ち放つ筒音と共に、山からは喊声が聞こえ始めた。
0075相模の国の人
垢版 |
2018/04/10(火) 18:52:52.00ID:6KxQGrcy
>各々が月の光が穂先に当たらぬように、藁を包み込む。
>各々、月の光が穂先に当たらぬように、藁を包み込む。
0076相模の国の人
垢版 |
2018/04/10(火) 18:53:21.90ID:6KxQGrcy
>拙者が考える彼我の実質的な戦力差は実質五万対三万である。
>拙者が考える彼我の実質的な戦力差は五万対三万である。
0077この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 21:53:09.40ID:q5h9GldD
どうも訂正されないまま放置されているテキストを見ると、ほっとけないw
 しかし要らぬお節介だけどな。ほんと労多くして功少なし……早く足を洗わないと。
>>49 >>51
>以前として 依然
>重要不可欠 必要不可欠(or重要で不可欠)
>まぶたをおろした とじた
>すぐに咳は止まなかった 止まらなかった
>常にセカンドバッグへ手を入れていた 
動作の到着点だから「バッグに」が無難ではないかな?
>こんな閑散とした世界に関わらず かかわらず/拘わらず
>心臓が強く打ち付ける 心臓が強く脈打っている/強く鼓動を打っている
>パキパキ、ガサガサと言った といった
>まず初めに動物でいう言わば戦闘体勢になった
まずはじめに:動作の順序をいうときは「始め」が妥当ではないかな?
>慈悲の念など持ち得ていない 持ち合わせていない
>人食いは野蛮でエゲツない人間だ
人喰いはあまりにも野蛮でエゲツなく、もはやそれは人間の所業とは言えまい

【ちょっと違和感のある表現】
>崩壊した夜の世界は 
これだと世界が崩壊したのか、「夜の世界」が崩壊したのかはっきりしない…。
夜の世界だけが崩壊する小説もあるから←→昼の世界
>地上は大きなゴミ溜めの塊のようだ 
ゴミ溜めの塊って? 
>こんな閑散とした世界 
ゴミ溜めなのに閑散としているのか? あるいはどちらかが比喩なのか?

>枯渇した枝が炎により弾けた 「枯渇」
>水分や食べ物 「水分」
>ほかにも当日の寝床確保 「当日」
>楔れたこの世界 「楔れた」 方言?
0078この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 21:58:53.07ID:q5h9GldD
>>51
>深夜、少年の悲鳴で目が覚めた。
>その男たちによって取り押さえられている少年を視界でとらえた。

この二箇所は小説の「書き方」としてかなりマズい。
書き直すとしたら、
・深夜、少年のものだと思われる悲鳴で目が覚めた。(眠っている間に月が出ていた)
・その男たちによって取り押さえられている少年を視界にとらえた。
これなら「小説的にはセーフ」となるけどね。
0079相模の国の人
垢版 |
2018/04/10(火) 22:06:39.38ID:6KxQGrcy
> 山県様が織田軍に躍り込み、野分の如く暴れれば、織田軍は壊走し退路に立ち塞がる我らと対峙し、挟み撃ちに出来る。
> 山県様が織田軍に躍り込み、野分の如く暴れれば、敵は壊走し退路に立ち塞がる我らと対峙し、挟み撃ちに出来る。
0080この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/10(火) 23:25:10.23ID:uA1FOtsy
>>78
細かな指摘ありがとうございます。お恥ずかしいまでの国語力です。瞼を下ろす。いまだに使っている……。
にしても丁寧なご指摘に感謝しなければなりませんね。続きを投稿しようかと考えるほど。
改めてありがとうございます。
0081この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 00:38:59.15ID:4h5H3STL
>>47さんと>>78さんは同一の方ですか?
ワイさんにはもちろん感謝していますが、あなたもかなり洞察力が鋭いですね。半分くらい気がつかなかった!
ああ見てもらいたい……
0082この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 01:59:24.36ID:SHa2DDe0
>>80
学生のとき国語の試験などできなくても文章が書けるやつはたくさんいたように、
小説書くことだって国語力が高いのがマストというわけではないよ。
誤字脱字や、連語(瞼→閉じる、とか伝統的に固定された語+語)の崩れ、などは訂正する済む話だよ。
一旦、文字にしたものを読み返して、なんとなく怪しいと感じる能力を磨くことをはじめればいい。
それには単純になんども自分の書いたものを読み返すことだよ。
だんだんと身についてくるよ。
怪しいと思う感覚が育ってきて、読み返す習慣がついてきたら、それを調べてみればいいんだからさ。

小説を書くって、単純そうだけど独特なもの。
それなりにカンが働いて、文章力もそこそこある人が、こと小説になるとうまく書けないことは珍しくもない。
大事なのは、小説の書き方のコツを掴んでしまうことだよ。
0083ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/11(水) 07:50:24.50ID:BC0Yr6V+
>>74
特に引っ掛かるところはなかった!
穂先を隠す等、状況に合わせた行動は理に適っていた!

ワイの感想!(`・ω・´)
0084相模の国の人
垢版 |
2018/04/11(水) 08:08:25.67ID:31W7DDpa
>>83
講評、有難うございます! 穂先に藁を包むという仕草は日露戦争で銃剣を高粱の葉で包むという
実際にあった事例を参考にしました。
今回改めて、感じたのは実戦を描く時、物凄く興奮する事ですね。矢張り、凡ミスが多くなり易いです。
丙三がこの時、甲州兵一人は織田兵十人に匹敵すると吐いています。今回の夜襲は成功し、明智城も落城します。
この成功体験が設楽原の戦いの敗戦に繋がるという伏線の積りで実は描いています。
一つの成功体験が、大きな失敗に繋がることになるという現代にも通じる教訓だったりします。
何事も七分勝ちの精神が大事ですね!
0085この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 08:16:17.50ID:hWSdsmyu
追記。

日本の衣服ブランドの売上高ベスト10の一覧です。

1位 ファーストリテイリング(ユニクロ)、1兆円
2位 しまむら 5460億円
3位 ワールド 2782億円
4位 オンワード樫山 2635億円
5位 青山商事 2402億円
6位 ワコール 2029億円
7位 アダストリア 2000億円
8位 青木ホールディングス 1885億円
9位 TSIホールディングス 1672億円
10位 ユナイテッドアローズ 1409億円

ダサいといわれるオジサン、オバサンのブランドのが売れているのは、
もちろんファッションの流行を支配するフランスに日本男児が負けているからです。
日本女性のファッションだけはお洒落です。
それは、日本男児が日本女性のお洒落だけは守ったからです。
その辺りが、日本とフランスの勢力争いの実力差で、日本はなかなかフランスに勝てませんね。

日本のブランドでお洒落だといわれるブランドはたくさんあるのですが、
例えば、「コシノジュンコ」や「ホシノハナエ」など、
世界的に有名なファッションブランドはいくらでもあります。
ただし、日本での売上は20億円くらいです。
日本のお洒落なブランドは、西洋人が買って着ているのです。
なかなか日本人男性はモテるようになりませんね。
今後のがんばりに期待です。
0086この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 08:16:53.31ID:hWSdsmyu
ヴァチカンの真の王、反則の王ジョーカーが、

スペードのイギリス倒したみたいだから、
次は、ハートのフランスだって。
トランプのモデルからイギリス人のカードは消えた。
今、スペードは、ヴァチカン直属軍になってる。

次は、ハートのフランスだって。
フランスは、流行とロマンスの支配者。こいつに勝たないといけない。

まだ、クローバーのマケドニアの支配する東欧が残ってるし、
スペードのジョーカー軍はもっと強いってさ。

次は、ファッション業界での戦争だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
日本ブランドを日本で売って着れるようにするぞ!!!!!!!!!!!!!
0087相模の国の人
垢版 |
2018/04/11(水) 18:33:15.41ID:31W7DDpa
丙三と兵伍の川中島 七十九話 ちょっと、加筆。

> 同士討ちを避ける為に山県隊全員が白襷を着用した。
 亥の刻に拙者の別動隊は静寂を保ちながら、鶴岡山の篝火を目印に歩を進めた。
 中入りを助けたのが、雷の如き鳴り響く鉄炮の撃ち放ちであった。

白襷の文を加筆。
0088この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 20:01:55.20ID:OHVU1hPz


 少年がわたしをジッと見つめた。顔から血が出ている。ひどい殴られ方をしたようだ。
「大丈夫か?」
「助けてくれなんて、頼んでない」
 首を傾げた。
 命を助けてもらって早々不満を漏らすなど、この少年の肝はどこまで座っているのだろう。わたしは、反論に出ることにした。
「だれか、って言っただろう? あれは、助けてほしいという意味じゃなかったのか?」
「違うよ」
「じゃあ、なんだ?」
 少年は答えなかった。その代わりに再び、質問をしてきた。
「なぜ、僕を助けてくれたの?」
「わからない」
「殺されそうになっていたから?」
 無言で腐りかけの木の実を噛み潰す。それから、夜空を仰いだ。
「都合悪いと黙るの?」
「都合のいい事なんて、あるのか?」
 少年は答えなかった。
 仕方がないので、背を向けて腰かけた。拳銃の玉を確認し補充した。それを終えた頃、ようやく少年が口を開いた。消え入るようなか細い声だった。
「僕、死ぬところだった」
「そうだな」
 わたしも、トーンを合わせた。まるで、歌を奏でるようにそうした。
 少年は黙っていたが、しばらくして言葉を紡ぐように話し始めた。
「消えてしまうところだった」
「あぁ」
「僕のおじいちゃんのように」
「おじいちゃんがいたのか?」
「うん」
「死んだのか?」
「うん」
「いつ?」
「3日前」
 わたしは、立ち上がるとそばにある川で黒ずんだ手を洗った。あまり綺麗にならなかった。
 明け方、少年と死んだ祖父のもとへ行った。
 祖父と呼ばれていた遺体の腕には、なんども引っかいたような傷が無数に付いていた。埋葬する前に、お別れを言った方がいい、と勧めると少年は遠慮がちに遺体の前で座り込んだ。
「おじいちゃん、なんで……なんで、僕を置いていったの?」
 そして、細く干からびた腕を強く握りしめた。祖父の腕に傷がまたひとつ増えていた。
 埋葬が済んでから、川で手を洗った。最中、少年が背を向けたまま言った。
「ありがとう」
「いいんだ」
 わたしも、背を向けた。
 もっと泣いていいんだぞ、と言うと少年は声を上げて泣いた。
0089ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/11(水) 20:38:59.98ID:BC0Yr6V+
>>88
二人の男に殴られていた少年の態度が奇妙に思える!
反抗的な態度に出る意味がよくわからない!
主人公は拳銃を持っている! 二人の男を手早く撃ち殺した!
少年が主人公を恐れない理由がわからない!
殴られながら助けを呼んでいるので肝が据わっているようにも思えない!

かなり出来が悪い回と云える!(`・ω・´)
0090この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/11(水) 21:20:54.17ID:OHVU1hPz
こんばんは。そっかー!言われてみると確かに!もっと人物設定をきちんとして書かないといけないな。日々精進といいながら、気づいていない点が沢山ある。
世界観、人物設定、うーん。難しい。ありがとうございます。
0091相模の国の人
垢版 |
2018/04/11(水) 21:29:32.79ID:31W7DDpa
 どうやら、山を駆け上った山県様の本隊が織田軍に中入りを仕掛けたようだ。

 喊声だけで戦況は分からない。
 ただ、拙者は中入りの成功を祈るのみ。
 拙者達は総崩れした敵に一撃を与え壊乱させる。
「始まったな! 兄者」
 隣に居る兵伍が耳元で囁いた。
 拙者は無言で頷いた。
 別動隊一千は林の如く、敵を待ち受けた。
 時の流れが遅く感じた。
 今にして思えば、僅かな時間であったであろうが、
 万劫の如く感じられた。
 高鳴る鼓動を抑えつつ、じっと待つ。
 寒い二月の山中であったが、闘気に満ちているので、震える事もなかった。
 山の上から駆け下る音が聞こえて来た。
 大人数ではない。
 満月に照らされた兵は数人ばかり、白襷をしていない。
 敵である。
 凡そ二町の距離か。
 壊乱した敵が零れ落ちて来た。
 間髪入れず、敵が山津波の如くやって来る。
「それ! 敵が壊乱した! 掛かれ!」
 拙者は大音声で下知した。
 先ず味方の喊声を浴びせた。
 月に照らされた敵兵は何れも恐怖に慄ている。
 まるで飢えた羆が逃げる兎に襲い掛かる光景に見えた。
 伏せていた別動隊一千が敵の首求め、一気に斜面を駆け上っていく。
 味方の喊声、敵の呻き声が混じり合い一帯が修羅場と化す。
 拙者も短時間に駆け下る敵兵七名を突き伏せた。
 駆け上って間もなく敵の群れに遭遇した。
 精鋭であれば、敵の行軍が腹に響くが、それを感じない。
 恐怖に憑りつかれた烏合の衆と言って良かった。
 白襷をしているお陰で敵味方の見分けが出来る。
 山で焚かれた篝火と満月で敵が良く見えた。
0092この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/12(木) 02:05:06.77ID:BsYOgEwu
>>88
「小説の書き方」としては、問題なく良く書けている。
語句や表現の誤りもほぼなし。
主人公と少年が出会うエピソードとして自然な流れが出せている。
ここは読ませどころだから、分かりやすさとクールさのバランスを整えてやるといいだろう。
以下の指摘は「ご参考までに」という程度のもの。

>顔から血が出ている。
他の身体部位と違い、顔の怪我を描写する場合、出血している箇所を具体的に書いた方がいい。(こめかみ/目尻/額/口の端/唇/鼻)
例:「左眼が腫れ上がり、唇が切れ血が出ている」

>首を傾げた。
誰の動作か? をはっきり書くべき。
少年の動作なら:そう言って少年は顔を背けた
わたしの動作なら :わたしは首を傾げざるをえなかった。

>命を助けてもらって早々不満を漏らすなど、
例:命を助けてもらった早々不満を漏らすとは!

>この少年の肝はどこまで座っているのだろう。……
例:この少年は見かけより気丈で、見知らぬ者から厚意を受けるのを潔しとしない、意地っ張りなところがあるのかもしれない。
「大声で助けを呼んでたじゃないか?」
「違うよ」
「じゃあなんだったんだ、あの『誰かあ』という叫び声は?」

>少年は答えなかった。その代わりに再び、質問をしてきた。
例:少年は私の問いかけにはこたえず、かわりに「なぜ僕を助けてくれたの?」 と言った。

>拳銃の玉を
拳銃の弾

>わたしも、トーンを合わせた。まるで、歌を奏でるようにそうした。
例:わたしも声のトーンを合わせて言った。ちょうど合唱者がキーをとるためにそうするように。

>しばらくして言葉を紡ぐように話し始めた。
「紡ぐように」という比喩がイマイチわかりずらい。
例:ほどなくして、言葉を絞り出すように話し始めた。

>祖父と呼ばれていた遺体の腕には……
例:少年が自分の祖父だと言う遺体が岩陰に横たえられていた。腕には、なんども引っ掻いたような無数の傷跡があるのが見えた。

>細く干からびた腕を強く握りしめた。祖父の腕に傷がまたひとつ増えていた。
例:細く干からびた腕に(強く)すがりついた。少年が(ようやく)その手を放したとき、遺体の腕にはまたひとつ新しい傷が増えていた。
0093相模の国の人
垢版 |
2018/04/12(木) 02:14:50.08ID:QdDP14eZ
> 先ず味方の喊声を浴びせた。
>先ず味方が喊声を敵に浴びせた。
0094相模の国の人
垢版 |
2018/04/12(木) 05:20:18.27ID:QdDP14eZ
白襷と言えば、旅順攻防戦の白襷隊を彷彿とさせます。
一見無謀な突撃のように思えますが、あれば浸透戦術の先駆けで、失敗しましたが後の第一次世界大戦での
戦いにも影響を与えたのではないかと個人的には思っています。
>精鋭であれば、敵の行軍が腹に響くが、それを感じない。

統制の取れた行動であれば、結構、お腹に響くそうです。最近ですと、北朝鮮の軍事パレードなんかで
それを感じたジャーナリストがいたそうで。

>月に照らされた敵兵は何れも恐怖に慄ている。

丙三くらいの古強者になると、相手の表情を読み取って、敵の実力を測る精神的余裕ができるんでしょうね。
これが初陣だと、そんな余裕はまずありません。
0095相模の国の人
垢版 |
2018/04/12(木) 05:21:07.61ID:QdDP14eZ
スミマセン、勝手に解説しちゃいました!
0096ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/04/12(木) 07:08:22.98ID:3h+aA6No
>>91
>「それ! 敵が壊乱した! 掛かれ!」
(地の文で何度も壊乱は伝えられているので書かなくてもよい!
 短い言葉で切羽詰まった演出を心掛けた方がいいように思う!)

>まるで飢えた羆が逃げる兎に襲い掛かる光景に見えた。
(この一文は少し引っ掛かった! 羆は巨躯なので一人の人間の比喩では持て余す!
 一丸となった表現に思える! ワイならば個々を飢狼に例えるだろう!)

一連の流れに不自然なところはなく話が展開されていた!
些末な部分に目はいったが問題視する程のことではない!

ワイの感想!(`・ω・´)
0097この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/12(木) 12:11:52.30ID:9dzvYCxk
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0100この名無しがすごい!
垢版 |
2018/04/12(木) 20:34:38.46ID:9dzvYCxk
>>99 超面白いよ。
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