>>16
>特に新宿御苑を描いたシーンは、瞬き一つするのも戸惑われる。
(自身で瞬きをしながら戸惑うのか!
 場面から考えると「惜しまれる」の方が似合っているように思う!)

>雨が降っていたのなら、私の恋人はフットサルに行くこともないでしょうに。
(フットサルは「屋内、屋外」どちらでも行われる!
 身体を動かさない文学少女らしいので知らないのかもしれない!)

読み終えて最初に思ったのは「物足りない」の一言である!
同性の組み合わせに深い意味を見出せなかった! 異性であっても相手の美しさを追求することはできる!
主人公の相手は活発系美女! それでいて色白! 日焼け止めのおかげだろうか! 大雑把な性格を作中で表現しているので少し気になる!

冒頭でアニメ映画の説明があった! 映像美を滔々と語る!
中編映画の台詞は作中にも出てきた! 映画の中では効いた台詞なのだろうが、
知識のない者からすれば言葉だけの意味にしかならない! 主人公が語る映像美は頭に浮かんで来ない!
読者の共感を広く得たいのであれば、身近な例えで「美しい物」を表現した方がよかったのではないだろうか!
浅い眠りから覚めた時に聞こえてくる鳥の囀り! 小気味よい地鳴きは潔く、洗練された美しさがある!
夏に現れる入道雲! 青いカンバスの空に不定型な形ながらも崩れない、雄大でいて微妙な均衡で成り立つ美しさがある等!

取って付けたような同性に想像し難い美しさを絡め、口当たりの良い会話で適当に流したような話であった!
前回の将棋の余韻が残っている為、そのように思うのかもしれない! 作品の出来にかなりの差がある!
現実にありそうな話を作品にすると味気ない! 小説と云う形態に相応しい日常を演出して貰いたかった!

現実の日常は偶然の連続で形成されているが小説の現実は計算し尽くされた上での日常であることを忘れてはいけない67点!(`・ω・´)