裏ラノベ史

2018年春
・GA文庫「異世界テニス無双 テニスプレイヤーとかいう謎の男がちょっと強すぎなんですけど!」
 (著・望公太)が、他の作品との類似の指摘や多数の意見が寄せられたことを理由に
 続刊刊行を中止したと編集部から公式に発表された。
 指摘通り同作には某人気テニス漫画を思わせる設定や挿絵が多用されていたが、
 「多数の意見」を行ったtwitterアカウントの多くが捨てアカウントであったこと、
 これらパロディ要素を叩く根拠の薄弱さがかつて松智洋や渡航が叩かれた時と似ていることから、
 何者かによる集団的かつ計画的な作品潰しではないかという疑惑も上がっている。

・師走トオルが公園で遊んでいた自分の子供がお菓子を貰ったことに対し、
 「アレルギー持ちの子供にこんなことをするな!」とtwitterで発言し物議を醸す。

・小説投稿サイト「カクヨム」に電撃文庫の参加が発表される。
 その直後、以前に発表された「第1回カクヨムWeb小説コンテスト受賞作」のほぼ全ての面々に
 何らかの不正疑惑があることが指摘された。
 その内訳は多重投稿、不正な宣伝、相互評価、それら不正を意図的に見逃す運営など多岐に渡り、
 中には運営方針に疑念を抱いたユーザーを監視するといったものまであり、
 同賞が正当な公募として機能していない可能性を示唆するものであった。

2018年夏
・ニコニコ動画「ゆっくり保守チャンネル」の管理人が支倉凍砂であると暴露される。
 そこに関する荒らしが支倉のツイッターIDを誤爆して貼り付けたり、
 文体が支倉のものとされているものと酷似していることが決め手となったと思われる。

・「小説家になろう」で西尾維新を名乗る投稿者が現れる。
 そのアカウントは「今度MW文庫から出版する」など虚偽の情報をいくつか流した後、
 運営から規約違反で削除された。

・「小説家になろう」出身でHJ文庫から出版された「二度目の人生を異世界で」の作者・まいんが、
 過去に大量かつ過激なヘイトツイートを行っていたことが暴露される。
 これにより予定されていたアニメの声優が次々と降板を表明し、
 この手の話題としては珍しく大手新聞社も報じるなど影響は多方面に及んだ。
 なお、時をほぼ同じくしてRADWIMPSの「愛国ソング」、尾田栄一郎の横井庄一ネタと、
 有名人の右寄りネタの炎上が不自然なタイミングで相次いでいる。

2019年秋
・おーぷん2ちゃんで自称ラノベ作家による内情暴露スレが建てられ、HJ文庫ではないかと囁かれる。
 しかしその内容は数年前に流行った月並みな「ラノベ作家の悲惨な末路」と大差なく、
 直前にまいんの炎上問題があった件を鑑みると、何者かによる迂遠なHJ文庫叩きの可能性も残っている。

2018年冬
・「このライトノベルがすごい!2019」において、
 創刊以来大なり小なり掲載されて来た支倉凍砂が作家名・作品名共に忽然と姿を消す。
 自作のVR化が現在進行形であるはずの支倉の存在が消された理由については、
 昨年来囁かれて来た「支倉電撃追放説」をより強化するものとなった。

・5ch文芸書籍サロンの「ワイが文章をちょっと詳しく評価する!」スレのスレ主コテハンが、
 やり取りの際に犯したミスから時雨沢恵一であることがほぼ確定する。
 これに関連し、時雨沢が絡んでいる作品群をはじめ現在のライトノベルの大半が、
 ATOKをベースにした「自動文章生成ツール」によって作られているという暴露がされた。