「全軍撃てッッッ!!」

バーン!!バーン!!バーン!!

孫一の合図により、各鉄砲隊より一斉に発報が開始された。前衛である大高、五十目陣の武将たちは次々に倒れていく、伊達陣へも安東勢から発砲があったが、あまりにも静かな発砲であった。

「あーッ痛いッ!!」

「いてェッッ!!」

「肩を打ち抜かれたッ!!」

安東勢より、阿鼻叫喚があがった。