ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【116】
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オリジナルの文章を随時募集中!
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!
ここまでの最高得点77点!(`・ω・´)
前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【115】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1541163702/ さて、そろそろビールでも飲むか!
つまみは、適当に見繕うか! >>128
なら、どこかの出版社の賞に応募したらいいんじゃないの?
小説をマスターしたレベルなら、なぜ賞取れないの? >>129
あれで、と思うのも、結局君が何もわかっていないようなバカだからであろう!
というか、君が思うところの素晴らしい小説とはどれなのか?
まずはそれを上げてみれば、少しは話に説得力でも出るのではないのか! デビューしたわけでも入賞したわけでも最終選考にすら登ったわけでもないのに
マスター!
マスター!
マスターw >>109
じゃあ君の指定するステージで勝負する?
やべー
ドキドキする >>133
そういうのと、小説をマスターするというのは話がまるで違うわけだが!
そんなことすらわかってないのが、君らのようなガイジくんなのであろう! >>134
だから、私はいつでも君にここで早く76点以上を取れ、と言っているのだが!
その勝負から逃げ続けているのが、君なのだが! >>131
賞に応募したくなったらするので、余計なお世話なのだが! あー
設定君に主導権あり
の勝負は何回申し込んだろうな
まあピッチャービビってるヘイヘイヘイ
とでも言っておこう
なんか新キャラ作って自分を晒すこともできないヘタレだし というか、なんでもそうだが、まずは色々な修行を詰んで何かをマスターする→それから勝負に出る、なのである!
そんなことすらわかってないのが、君らのようなガイジくんなのであろう! >>138
また、そうやって逃げ続けるのか!
よほど、76点を取る自信が無いと見える!
そんなので、よくワイのツボがどうとかほざけたものであるな! >>131
で、君の思うところの素晴らしい小説とはどれなのか?
早く上げてみるがよい!
それすら出来ないのなら、たんなる妄言くんだということになるが! 訊かれてもいないが、私の場合、
この小説は素晴らしい、この作家は素晴らしいと思うのは
ロアルド・ダールやジャック・フィニイらのブラックユーモアとウイットが混在した作品群
阿刀田高なんかも好み。どうでもいい?
子供のころはレイ・ブラッドベリが好きだった。 >>142
聞かれてもいない、とか、自演の失敗なのか! >>142
で、君はそれらの作家に準じた物がちゃんと書けているのか?
書けているなら、ここの76点くらいは軽く取れるのであろう!
それが出来ないのに、偉そうにしているのか? いや、好きな作家を書きたかっただけ。
スルーしてください。 >>145
私が君に聞いたのに、聞かれてもいない、だとか言うとか、君はかなりのガイジなのか! >>144
ええ、まったく別の作風でも書くけど、それらに影響受けた作風で書くことが多いですよ。 子供の頃から小説が好きで、今もこんなスレに常駐しているのに、いまだにここの76点すらも取れないでは、さぞ惨めなことであろう!
そんな風では私に嫉妬するのも無理はないか!
かわいそうに! >>147
ならば、その自慢の作品をここに貼るがよい!
そうすればワイの点や、私の感想を見られるので! 作品すらも貼れないチキンなら、黙ってとっとと去るがよい! >>150
このスレの>>5が私の書き込みですが
少しはロアルド・ダール風と思いませんか?
気に入らないならスルー願います。 ロアルド・ダール自体があまり知られてなかったら、すみません。 >>151
そのオチだと、何が面白いの?
山猫軒の劣化未満になるようにしか思えないんだけど 気に入らないならスルー願います。
合わない人がいるのはわかっています。 ま、くどいようですが、ひとつ言えることは
「俺はこのスレで76点取った。俺は小説をすでにマスターしている」と胡坐かいていると
もう、それ以上伸びませんよ、と。
有名プロ作家ですら、もっと上手くなりたい、いいものを書きたいと晩年まで思い続けるものなので。 >>154
森岡浩之のスパイスとかは嫌いじゃないから合う合わないで言ってる自覚はなかったよw
苦手なのにスルー出来なくてごめんねw 今夜も書けなかったから俺もスランプだなー
2ちゃんねるスレに直接書いてた頃はどんどこさとアイデア沸いてたんだが
なろうとかに書きためようとしてもなんも浮かばん
直接投下したら批判されるし困ったもんだ 落語には三題噺というのがあるが
お題もらって書き始めるほうが
インスパイアされて、思った以上にいい話が思い浮かぶ場合もあるから
自分で辞書などを開いてみて、無作為にお題を三つ決めて
それを絡めた話を書いてみるのもいいかもな? >>63
冒頭を目にした瞬間、コピペミスが頭に浮かんだ!
「」で始まる文章が、何故か行頭一字下げが行われていた!
感嘆符の後ろに全角の空白がなかった! 感嘆符の後ろに句読点が打たれていた!
もう一点、これは決まり事とは云えないが「」の中の文章が多い場合、ベタ打ちだと読み難い!
そこで「」に括られた文章であっても改行や行頭一字下げ等の処理を行う!
「今日は朝から寒い。枕元に置いてあったデジタル時計の温度を見ると八度が表示されていた。今年最初の一桁の数字であった。寒いはずだ、と独りごちてエアコンのリモコンを手にする。電気代が頭に過り、コタツで我慢することにした」
文章量が少ないのでベタ打ちであってもあまり気にならないと思うが、
この何倍もの文章が書かれていれば読み難く感じることだろう!
このような時に適宜、改行や行頭一字下げを入れて読み易くする!
「今日は朝から寒い。枕元に置いてあったデジタル時計の温度を見ると八度が表示されていた。今年最初の一桁の数字であった。
寒いはずだ、と独りごちてエアコンのリモコンを手にする。電気代が頭に過り、コタツで我慢することにした」
読者が読み易いように工夫する! 文章だけではなく見た目も気にした方がよい!
以上のような文章の基本を先に指摘した! 本文で該当する部分は割愛する!
>伊佐子にほめらるだけで良かった。
(脱字がある!)
>今回、こうしてお話するってのは伊佐子のお母さんの口聞きですか?
(別の個所では口利きとなっていた! 単純な変換ミスと思われる!)
>啓太の胸ぐらをつかんで引きずり、深大寺のお堂の前に連れて行った。
(啓太は蕎麦屋でもりそばを食べていた! その状態から店の外に連れ出された!
小説家を名乗る人物まで一緒に外に出ていた! 店への支払いはどうなっているのだろうか!)
>伊佐子さんがいらだつは解るんだけど
(「いらだつのは」が正解で脱字があるように見える!)
>ゆっくり二人で幸せをつかむ様にするいい」
(脱字があるように思える!)
この話には少々、無理がある!
若い二人が今の状態にあることは自然でおかしいとは思わない!
聞き役に徹している中堅の小説家の行動が奇妙に映る!
赤尾伊佐子の母親の葉子は小説家に依頼した! 二人の関係がよくわからない!
小説のネタになるような話にも思えない! 若い男女の背景としては凡庸と云える!
依頼と云うことなので小説家に金銭は支払われているのだろうか! 本文には授受に関して何も書かれていなかった!
小説の形態に思えるので、もう一点! 登場人物の素性はわかるが一切の容姿が書かれていない!
読者の想像力に委ねたのか! 描写を嫌って端折ったのか! これもよくわからない!
総じて雑な作りに思えた62点!(`・ω・´) >>159
評価ありがとうございます。この作品と「橋の上の人々」は7月のクソ暑い夏に
派遣の契約の合間に一気に書いたモノです。暑さで脳波に異常を来すような、そん
な取り組みでしたねぇ。誤字・脱字がやっぱりあるんですよね。カクヨムWEB小説
コンテストの短編賞はかなり改善できていると思います。
評価ありがとうございました。もっと時間を掛けて精進していきたいと思います。 >>155
>「俺はこのスレで76点取った。俺は小説をすでにマスターしている」
設定君は脳内で勝手に殿堂入りしたようだ!
書かないと云う宣言にも思える!
設定君と云う名は書いていた時の渾名である!
書かないのであればカサカサの呼称で十分!
隙間から飛び出して他人を不快にする!
叩かれる前に隙間に逃げ込む!
まさにカサカサに相応しい行動と云える!
締め切りが近い! さて、書くか!(`・ω・´)ノシ >>128
マスター、ブレンド、あとモーニングねw >>155
いやいや、自分の作品も貼らないでそんなことばかりほざいている君こそ、全然ダメであろう! >>160
いくら書いても全然成長しないゴミ作者乙、である!
そんなのでは、他人にどうこう言えるレベルにはないと早く気付くがよい! >>161
勝手にどころか、君の長年やっているこのスレの点数では、76点は十分に殿堂入りレベルなはずなのだが!
そんな事実さえ自分のくだらない感情でねじ曲げているのが、君のようなえこひいき評価人なのであろう!
恥を知るがよい! >>165
いくら書いても全然成長しないのは、ミヨのガイジくんにも言えることであろう!
君はむしろ、書くたびにどんどんヘタクソになっていくので! カサカサと煩い昆虫は無視(虫)である!
日差しが出てきて暖かくなった!
散歩を兼ねて外食と洒落込むか!
威風堂々と出立するのである!(`・ω・´)ノシ >>168
自分は荒らしに反応するくせに無視しろとか、ずいぶん虫がいい 殿堂入りというなら、80点以上だろうよ
76点なんて半端な点数でマスターベーションなんて恥ずかしすぎるわ >>173
信者の方曰く、ここは町内のカラオケ自慢くらいのレベルだそうで >>175
ネットで公表してるんだから野次も飛ぶでしょ
そのくらいの想像力もないの? >>176
ごめん。意味伝わってないようだ。
読めないくんには町内のカラオケ自慢すら早いようだな
では、さいなら >>174
信者じゃないお前さんはどれくらいの権威があると思ってるの? >>177
さいならって言いながらそのあとも見てるんだろ(笑)
自分が言い負かされそうだから保険かけて(笑) >>178
ほら、もう餌に食いついてきた
信者こわ 意気軒昂たる姿で帰ってきた!
さて、続きをやるか!(`・ω・´) 何が自演だ?
>>ID:R/t7crlW は全部お前だろ
まさかID被りとか言うつもり? >>185
焦っちゃってかわいい(笑)
自演じゃなかったらなんでお前宛じゃないレスに返すんだ?
さいならって言ったあと言われたことが図星だったからなにか言い返したかったんだろ(笑)
かわいい(笑) >>186
論破されて言い返せなくなったからまた保険かけて(笑) ここは雑魚しかいないな(笑)
ちょっと矛盾をついたらこれだ
手応えがない 設定の書き込みも多少は減って、少しは見やすくなってきたかな。良き良き
12月のワイスレ杯待ってまーす うん、労いの言葉ありがとう
アピってた方が、ワイさんも、やるか!ってなるしねー >>193
あーはいはい!
聞いてないアピールの次は効いてないアピールか! それに誰も聞いてない?
ワイさんは必ず見るだろうし、
何より>>192 君が聞いているじゃないw
君が聞き、私が聞き、天と地(ワイさんということにしておこう)も聞いている
誰も聞いていないということがあろうか! >>200
どうやら意固地になってしまったようだ
子供かな? 年長者の言うことはキチンと聞こうね? カサカサ君は動的IPだから都合が悪くなると、ルーターの再起動かw 俺はプロバイダの都合かなんか知らんけど気がついたらIP変わってるのでコテトリつけた
あと、IPを意図的に変えたいならルータの再起動する必要なんて無い
ルータにログインして切断再接続すればいいだけ
5秒もかからん
まあそもそも俺の場合はルータはバーチャルマシンだが 「神無月! 神無月だよね!」
休日の昼間、テレビに流れるクイズ番組の再放送を見ていた少女が、解答が発表される前に食い気味に言った。
果たして少女の答えは正解であった。
旧暦の10月の異称を、まだ小学三年生なのに知っていることに、少女の母親は素直に感心した。
「明里、よく分かったね」
母親の賛辞に、少女は得意げな笑みを浮かべる。
「この前、ゆきちゃん先生に聞いたの! 神様がみーんな宴会のために、えっと、どこかに集まるんだよね。それで、神様がいなくなっちゃうから、神無月!」
ゆきちゃん先生というのは、少女の担任のことだ。まだ二十代と若く、その上美人で優しい先生なので、生徒から好かれ『ゆきちゃん先生』の愛称で呼ばれている。
きっと、と母親は思う。今月が10月なこともあって、そういった話題になったのだろう、と。
「そうね。全国の神様が、出雲大社に集まるのよ」
母親が補足すると、少女はうんうんと頷く。しかし、少しするとどうしたわけか首を傾げた。
「どうしたの?」
「んー、神様が皆いなくなっちゃったら、困ったことが起きないのかなあ、と思って」
少女はそんな素朴な疑問を口にする。
「ああ、それなら大丈夫よ。留守神様がいらっしゃるから」
「るすがみさま?」
少女は聞き覚えのない言葉を繰り返した。
「そう。留守神様。出雲に向かわれる神様の代わりに、留守番をしてくれる神様のことよ」
「へー、そんな神様がいるんだ。……でも、宴会に行く神様たちも意地悪ね」
「あらどうして?」
「だって、自分たちは宴会に行くから、代わりに宴会に行かずに留守番してなさいって、お仕事を押し付けていくわけでしょ?」
母親は苦笑する。
「そうね。ちょっぴり意地悪かも。でも、仕方のないことだから。……そうだ! なら、頑張って下さっている留守神様のために、何かお供えしてきたらどうかしら?」
「お供え?」
「ええ。お疲れ様です。ありがとうございますって気持ちを込めて。明里、神社までお供えに行ってきてくれる?」
神社は、少女の足でも五分ほどで着く近場にある。母親はそこまでお供えに行くよう少女に提案したのだ。
「んー、いいよ! 留守神様のためにお供えをしにいく!」
少女が快諾したことで、母親はリビングの引き戸を開けて、そこから頭だけ出す。
「お父さん! 明里に神社へ奉納に行ってきてもらうから。お神酒を用意してあげて」
リビングの方に振り向いたのは、少女の父親だ。紺色の前掛けをして、額にねじり鉢巻きをしている。
彼の周囲には、日本酒やビールなど、種々のお酒が陳列されていた。
この家は、酒屋を営んでいて、道路に面した広い部屋が店舗の売り場に、その奥が住居スペースとなっている。
「奉納? 急にどうしたんだ?」
「明里が留守神様を労ってさし上げたいんですって」
「ほう。それは感心なことだ。いいぞ、お父さんが一等よい日本酒を用意しよう」
そう言うや、清酒とラベル貼りされた日本酒を二瓶取り出す。慣れた手付きでそれぞれを紐で括りつけると、『奉献』と書かれたのし紙を付けた。そのまま売り場に出てきた少女に手渡す。
「留守神様によろしく伝えてくれ」
「うん。分かった!」
少女は受け取った日本酒を両腕で抱えるように持つと、店の外へと出ていく。
その後ろ姿を、両親が微笑ましげに見送った。 大任を受けた少女は、元気よく歩道を歩いていく。その歩調は、常よりもやや早い。そのため、神社には四分ちょいで到着した。
そのまま真っ直ぐ社務所の方に歩いていく。
少女は、両親に連れられ、お神酒を奉納しに来たことが何度かあったので、社務所にいる神主にお神酒を渡せばいいのだと知っていた。
「ごめんくださーい」
少女は社務所の戸を開けながら声を掛ける。しかし待てども返事はない。
「ごめんくださーい!」
やはり返事はない。社務所の中を見渡してみても、神主の姿はなかった。どうやら不在のようである。
少女は弱ってしまう。
「どうしよう……?」
少女は腕に抱えたお神酒を見下ろす。しばらくの逡巡の後に、拝殿の方に歩き出した。
直接お供えしようと、そう考えたのである。
少女が石畳の上を通って、拝殿に到着する。そこで、少女は驚いた。
というのも、まだ昼間にもかかわらず、座り込みながらお酒を飲んでいる小太りの中年男性がいたからだ。
今まさに手に持っているビール缶だけでなく、彼の周りにはビールの空き缶がいくつか転がっている。
その全てが同じ銘柄だ。少女の酒屋でも扱っているメジャーな銘柄で、お歳暮の時期なんかには、よく贈答用として購入される。
男の赤ら顔を見て、少女は少しの怯えを覚えた。
知らない大人だし、それに良い大人にも見えない。
何せ、昼間っからビールを何本も飲んでいる。いや、昼間でなくても、境内で座り込みビールを飲むのは問題であろう。
少女が足踏みしていると、男は少女に気付いたようで、酒精のために赤くした顔を少女の方に向ける。よっぽど酔っぱらっているのか、目がとろんと潤んでいた。
「おや、どうしたね、娘子?」
「どうしたって、おじさんこそ、どうしてこんな所でお酒を飲んでいるの?」
「どうしてお酒を飲んでるかだって? そんなこと聞いてくれるな。一人寂しく飲んだところで、気鬱になるだけ。そうは分かっていても、飲まずにはいられぬ心持なのだから」
男はまたビール缶に口を付ける。残った量を一息に飲み下した。
「……で、娘子の方はどうしたね?」
「私は、留守神様のためにお供え物にきたのよ」
少女は誇らしげな顔をしながら、腕に抱えたお神酒を少し持ち上げて見せる。
「ほほう、感心なこと! うーむ、それに何とも美味そうな酒じゃ」
男が日本酒を物欲しそうな目で見たので、少女は半身になって男の視線から腕に抱えるお神酒を隠すようにする。
「これは留守神様にお供えするお酒なんだからね!」
男はぽりぽりと後ろ首を掻いた。
「おお、そうじゃな。分かっとるよ。ほれ、そこにお供えすると良いじゃろう」
男は手振りで示す。
少女は男が示した場所へとお神酒を運んでいく。途中、男の横を通り過ぎる時に、横目で警戒するような視線をやった。
だが、男は何をするでもなく、無言で少女がお供えをするのを見守る。
とん、と少女がお神酒を置くと、男は口を開いた。
「それにしても、本当に感心なこと。近頃は、大人ですら信心の薄い者が少なくないというのに。どれ、これは何か褒美をやらねばならんな」
男はどこからともなく笹を取り出した。
「ほれ、これを持っていくと良い」
「えっと……」
少女は困ったように、男の顔と男が持つ笹を交互に見やる。
「いいから、いいから!」
男が笹を押し渡すようにしながら再度促すと、少女は恐る恐る笹を受け取り、ぱっと逃げ出すように去っていく。
小走りで境内を抜けて行き、鳥居の前まで来ると、丁度神主が鳥居をくぐって戻って来るところであった。
「おや、お嬢ちゃんは、確か酒屋さんの……」
「神主さん!」
神主は、どこか慌てているように見える少女の手にある笹に気付く。
「それはどうしたね?」
「これは……」
少女は、先程会った男のことと、笹を貰った経緯を神主に告げる。
すると神主は納得顔を浮かべた。
「その笹は、お店の神棚に祭るといい。私がそう言っていたと、お父さんに言いなさい」
「はあ……」
少女の方はというと、納得には程遠い表情を浮かべていたが、神主の言うことだからと、一つ頷く。そうして鳥居をくぐって家路に就いた。
その背を見送った神主は、拝殿へ向かう。果たしてそこには、少女の口にした男の姿もなかったし、少女が供えたというお神酒もない。
神主は、祭神とは別に、今の時期にだけ貼られているお札を見やると、恭しく頭を垂れた。 先月息抜きにぺぺっと書いたもの
放置するのも何なので貼っておきます >>170
80点なんていまだに出てないんだから、10年の歴史での殿堂は76点とかなんだが
そんなことすらわからんバカ乙 >>170
76点が半端とか言いながら、お前では全然取れないレベルの高得点なわけだが >>168
何も言い返せなくなると、いつも逃げててワロタ >>213
こんな中途半端なゴミ文をいくら書いても何の意味も無いだろ
まさに時間の無駄だな てかゴキブリなんてゴキファイターを置いとけばほとんど出ないんだがな
無知なバカはそんなことも知らないのかもね ミューズ猫
いつもより水の音が大きく聴こえる日だった。宿を出て露地に入り込み、かなり河から離れ
たと思われる場所になっても、その、耳鳴りに似た水の音はしつこいくらいかおりの耳にこび
りついたまま離れなかった。
耳鳴りに半分心奪われたままかおりは、今朝見たあの死体のせいかもしれない、と思ってみ
る。
今朝、坂倉と二人で乗った観光用の小舟の上から見たその死体はまだあまり水を吸ってはい
ないようでそんなに膨れてはいなかったが、それでももうかなり、人間でないと思えるほど容
積を増していて、妙な存在感を持った物体だった。
そういった死体は、河を眺めてさえいれば一日に何度か上流から流れてくるものだから、河
に浮かんだ死体を見る事に対して、自分はもうすでに免疫が出来てはいるはずで、そう驚くこ
とはないはずだ、とかおりは思う。
そう考えてみると、手の届きそうなほどの至近距離から見た、今朝の、あの死体だけが自分
にとって何か特別な死体のような気がした。
左足の小指に、いわくいいがたい冷たい感触を感じて、かおりは足を止め、自分の左足を見
た。
かおりの左足は露地に数多く落ちている牛糞のひとつに接触してしまっていた。かおりは少
しだけその、嫌らしい感触の排泄物を嫌悪し、憎んだが、接触した部分が小指だけだったこと
を思ってじきに安堵した。
洗い流す水も近くに見つかりそうにないし、乾けば吹き出物が落ちるように剥離しぽろりと
落ちるだろうと思い、再び歩き始める。まだ、水の音は大きくかおりの耳に響き続けていた。
寛之の宿に行き、受付の男に挨拶して、勝手に寛之の部屋へ行く。扉には鍵がかかっていた。
かおりは時計を見る。午前八時四十四分。おそらく食事にでも出たのだろうと思い、受付の前
の椅子に座って待つことにした。本でも読んで待っていようと文庫本を開いた途端、
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887544109/episodes/1177354054887544112 >>211-212
一読して書き慣れていることがわかる!
神無月から話を膨らませて無理なく神社への奉納に繋げていた!
目的の神社に行くと神主は不在であった!
困った少女は直接、拝殿に向かう! 小太りの男性が境内でビールを呷っていた!
飲んでいる銘柄はピンとくる! 鯛を抱えているアレ! 笹を渡すことで確定した!
地方によって若干異なるが留守神でもわかる! 少女を見送る時、恵比寿顔であったのだろう!
無駄のない展開で上手く纏められた佳作であった73点!(`・ω・´) >>223
ふむ、なるほど! 二十万文字か!
なるほど、なるほど、後回し!
最初の方は読んだ記憶がある!(`・ω・´) >>224
白……なんでもない!
少し長いので刻みながら読む!(`・ω・´) >>225
あれ、意外と点数が高かった
ありがとうございます、ワイさん
やたら短編にえべっさんを出したがる西宮在住の李でした
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