>>740
(´・ω・`) 未来転生はわりと珍しい題材ですね!
しかし大変難しい素材を選びましたね……

まず、すごい重苦しい要素が多いので
なろうウケはしないと思いますが、それとはまた別に……

「日本の内戦もの」というだけで、目指すかどうかは別にして
なろうからの商業化の可能性は最初から大幅に制限されます

じっさい日本内戦の設定で、なろう発書籍に限らず
ラノベやアニメをほとんど挙げられないと思います

単純に日本人にとって、日本の内戦はヘビーな題材だからです
「北海道とホッカイドウは違います」みたいな言い分は通りません

ライトなネタではないので、どうしても一般小説向けになります
たとえば村上龍『五分後の世界』とか、一般小説でならアリです

しかしかりに一般小説だとしても「やっぱダメだったっぽい章」
みたいな軽い文体が非常にミスマッチで、かなり違和感はあります


そして200年後という設定についてですが
未来ものが少ないのは歴史もの以上に
未来の時代考証が難しいところにあります

たとえば今現在でもロボットやAIで騒いでいるので
200年もしたらかなりロボットが普及してそうです

だからパッと見ではパラレルワールドの
現代日本の方が無難そうな設定です

もしインパクトが強い未来のビジョンが明確にあるのなら
出し惜しみしないで冒頭から出していいです


あと精神世界や多重人格っぽい設定がありますね
映像媒体なら同一人物の言動が変わっていることは
一目瞭然なのですが、文字のみで物理世界の身体と
精神世界の人格を区別できるよう書くのが難しいです

一個一個難しい設定が積み重なっていて「欲ばり設定」気味です
導入部が読者にとっての難所(ブラバポイント)になっています
今回は晒し作だから何回か読み直して内容を確認するけど
大多数のなろう読者は一回つまずくと他作品に逃げてしまいます
スムーズに読ませるには相当量の推敲が必要になると思います

文章とかは本来ならまあ普通だと思うのですが
設定で自分からハードルを上げてしまっているので
「名前負け」のような感じで「設定負け」を感じます

作者さんからしたら「何でそんな設定ばかり言われるの」と
思うかもしれませんが、それはたとえば「私はセレブだ」って言ったら
「じゃあ高級車に乗って、タワマンに住んでるの?」って聞かれるようなものです

「200年後の日本内戦」や精神世界といった設定が非常に重苦しいので
それに釣り合った重厚な文章と、それを制御する筆力が要求されるのです
だから次回作では、もう少しハードルを下げた設定がオススメです