つぶやきまとめ5

編集T(GA文庫編集部)@GA_hensyu_T
心を壊されてしまった少年が、自分の心に施した歪な蓋。それをヒロイン達とのやりとりを通して、徐々に取り除いていく……という物語。
主人公とヒロイン達の繊細なやりとりは、読者の感情をざわつかせ、時には心を抉りつつも読ませるものになっていると思いました。
ただこれは個々人の心の中が主になる話なので、そもそものスタート地点として「そんなことで心が壊れるのか」と思ってしまった読者には全く刺さらないという面も正直あるかと……。
この辺りの感触は非常に微妙で難しいと思いますが、個人的にはGJかと感じました。

サト(GA文庫編集者 募集中!)@GA_SATO
異能バトルもの。もっと細分化すると、ある「売れないジャンル」とも言える要素の作品。
ヒロインが魅力的で、主人公の戦う魅せ方も十分。熱く盛り上がるノリは、そういうノイズを吹き飛ばして「面白かった」と言えるのではないかと。

GA文庫公式@GA_bunko
部活もの。ヒロインに引っ張りこまれた同好会を守るために奮闘する主人公のお話。
部活そのものがレア系で、どうやって話を進めるのかと思ったが、なるほどのハードル設定で最後まで興味深く読むことができました
障害となるご一行様の思惑がそれぞれ立っていて「なるほどな〜」と思わされたのも興味深いところ。
ただ、そのご一行様がそれぞれ唐突に個別の視点で語り出すため、話の軸が誰なのか付いていくのが大変だったのは気になるポイント
決着が付く一番大切なシーンが描かれておらず、そこでのカタルシスを求めて読み進んできた身としては肩透かし感が強い。
互いの主張のぶつかり合いからカタルシスを生むタイプの流れで、ラストバトルを端折るのは悪手だと思うので、ここは書いて欲しかったかなぁ #GA文庫大賞 (K村)

編集T(GA文庫編集部)@GA_hensyu_T
パーティーバトルもの。全体的に手堅い作りなのですが、設定や展開などが最近アニメ化もされた某作品に酷似していて気になりました。
ここまで来ると、「偶然似てしまった」……というレベルではないと思いますので……うーん……。

杉浦よてん(GA文庫編集部/元ゲーマガ)@GA_Yoten
変身ヒーロー。物語の流れは順当ながら、やや意外性に欠ける。巻き込まれ型の主人公の動機が薄弱で、前向きさが感じられず「戦わされている」ような印象。
小説としてはテンポよく読め一定水準に達しているけれど、過激な題材に
振り回されてしまったかも。他の題材ならもっと勝負できそう。

杉浦よてん(GA文庫編集部/元ゲーマガ)@GA_Yoten
ファンタジー。書き手が知識豊富なようで細かな描写が続き、読み進めても
「どういう話なのか」が見えてこない。物語の向かう方向は早く示して、
その上で達成感を積み重ねていくといいのでは。もう少し「読み手を楽しませる」ことを意識したい。あと「デウス・エクス・マキナ」はNGですよ。

GA文庫公式@GA_bunko
事件もの。冒頭からキャラクターの性格と役割りがすんなり頭に入ってくるのは、立て方がうまいからかしらん。小道具の使い方も上手で、日常シーンに説得力があるのも○。
文章も読みやすく、必要な情報は出せている感じで、その意味では及第点
ただ、アクションシーンや緊迫感を必要とするシーンが浅く、全体に淡々としているのは難。
事件全体も「この先どうなる」感や、「これはいったいどういうこと!?」のような先を読ませる見せ方が薄いく、読んでいてテンションが上がらないのは弱点かと
読みやすい文章と面白く読ませる文章はイコールではありませぬ。
起きている事実を伝えるだけで、読み手に何らかの感情を引き起こすことができなければ、
「読みやすいけど面白くない」作品になります。読みやすくわかりやすい“だけ”にならないよう、気を付けてください #GA文庫大賞 (K村)

編集T(GA文庫編集部)@GA_hensyu_T
二つの意味で落(堕)ちてきた少女との奇妙な共同生活。ディストピア的世界観と主人公の飄々とした態度が上手いバランスでコントラストを成しています。
少女と主人公のやりとりもいい感じにニヤニヤできてGJです。終盤で世界の見え方ががらっと変わる仕掛けがあるのも大変効果的かと

編集T(GA文庫編集部)
未来派西部劇。特殊なガンバトルがいい味を出しています(※もう少しルール設定は詰めた方がいいとは思いますが……)。ヒロインがしっかりとした信条を持っているのも好印象でした。個人的にはミステリアスなHちゃんがポイント高いかと。 #GA文庫大賞