ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは汚職を容認すると思うか?
腐敗し衆愚政治に陥った銀河連邦のカウンターパートとして出てきたのがルドルフだ、まあ容認する訳が無いな

となるとゴールデンバウム王朝の刑法典には間違いなく汚職に対する処罰と罰則が盛り込まれていることだろう
ラインハルトが政権を握ったときはまだ旧王朝の刑法典が適用されている
汚職に対する処罰は旧王朝の刑法典に基づいて行われた可能性の方が高いだろう
実際、汚職を働いた人間が一律に処刑されているという描写があったかどうかは覚えていない
が、仮にあったとしてもそれは旧王朝の刑法典に従っただけだろうな

……というかここまで書いていて思ったがやっぱり原作じゃ刑法典周りの事は全然書かれていないからこの点を論じるのは無意味だと思うがね
例えば憲法と刑法典、ルドルフがこれをどの時点でどういう形式で成立させたかで正当性の度合いが全然変わってくる
ライヘンバッハなんかじゃ全部勅令で決めて、それが先例として代々皇帝を縛ってきたようだが、銀河連邦の憲法や刑法典を「改正」する形でルドルフが銀河帝国の憲法や刑法典を定めたのであればまた難しい話になってくるし……
ラインハルトの汚職対策とゴールデンバウム王朝の障害者弾圧を本気で比べたいなら判例をいくつも調べてその法の立法過程や運用形式まで調べて判断しないといけないんだが……

そんな抽象的に「障害=罪を弾圧と汚職=罪を弾圧」って同じだからラインハルトの統治は不公正、不当なんて言ってしまうのは乱暴すぎる