逆転盗作で簡単に作品作れるんだけど
その件に関しては誰も反論できてないよね

「陰の実力者になりたくて!」
 きっかけが何だったのかは覚えていない。ただ物心がついた頃には僕はもう『陰の実力者』に憧れていた。
アニメなのか、漫画なのか、映画なのか、いや、何でもいいのだ。陰の実力者であれば、それが何であったとしても僕はよかった。
主人公でもなく、ラスボスでもなく、物語に陰ながら介入し実力を見せつけて行く存在。
僕はそんな陰の実力者に憧れ、そうなりたいと思った。

「陽キャでパリピナイト」
 世の中で陰キャは死刑宣告も同等だ、俺は学生時代から陰キャのレッテルを貼られて生きてきた。
アニメや漫画、小説では陰キャが活躍しているが現実はそんなに甘くない。陽キャじゃなければ人にあらずそれがリアルなのだ。
「はぁ、陽キャになりて……」
陽キャなら女にモテモテだし人生もうまくいく、まるで物語の主人公のような存在。
俺は物語の主人公になりたい、切実にそう思った。