ではここで一つ、ひと手間。
主人公は気紛れで戦闘技術を少年に指南していたが、何だかんだ言って楽しい思い出だった。
少年が主人公の正体を察した時、瞬時にして純粋な増悪を抱き、そして密告をしてしまう。
少し時が経ち、少年は逃げる主人公を足止めすべく立ちふさがり一騎打ち。
勝敗は決した、主人公が勝ったのだ。

しかし、主人公は少年に止めを刺さずにただ黙って空を見た。
「どうして。」そう尋ねようとした瞬間、やって来た軍の矢によって主人公は死んだ。
〜完〜