貴族家で家とか一族の単位で持ち扶持による年金があったりすると、予算の関係で一家を簡単に興すというわけにはいかない場合がある。
その場合、家を継ぐということは、一族の代表として年金をもらう権利を相続するということになるのだろう。
個人の職能給だけだと、収入的に安いことは容易に想像できる。
幸い、アレキサンドリアの場合、政変でお家取つぶしで年金の没収などが大量に発生していそうだから、連れてきた側近で新しい貴族家を興すのも多少は可能だろう。

そうなると、エーレンフェストの場合、下位領地化が進んでいる貧乏領地だったこともあって、新規に貴族家を追加できなかった可能性もある。
そこで連れてきた側近に独身者が多かったとすれば、既存の貴族家に嫁入り婿入りするしかなかっただろう。