ドキュメント・ルポルタージュ・ノンフィクション
森功、溝口敦、吉村昭など、文学性とジャーナリズムを兼ね具えた著者たちの作品を語ろう。 ●盗まれる大学 中国スパイと機密漏洩
ダニエル・ゴールデン/著
花田知恵/訳 >>435
「盗まれる大学」
ピュリッツァー賞記者が暴く諜報機関と名門大学の深い闇。
孔子学院の設立などで大量の留学生をアメリカに送り込み、工作員として
アメリカで人脈を広げ、また研究者を情報と合わせて高額の費用で招く中国。
それに対して二重スパイのスカウトや情報工作員を大学内に送り込むCIA
―日本でも他人事ではない大学の実態を、綿密な取材から明るみに出した本。 >>435
ジャーナリストが綿密な取材によって描いた「大学と情報機関」の密接な関係、
スパイ養成とリクルートの現実。
スパイ目的で入学する外国人留学生や資金援助による研究機関への浸透など、
驚愕の事実が判明する