http://president.jp/articles/-/23940

前原誠司「あの決断は後悔していません」
何もしなかったら無能と言われた

【前原】1年前も代表選に出て蓮舫さん(元民進党代表)に負けた。民進党の再生は、
国民の負担率を上げてでも、みんなの税でみんなを支え、みんなが持っている不安
を解消するという「オール・フォア・オール」 (All for All)の考え方に立って、自民党の
経済モデルであるアベノミクスとは違う国家像を示すことが不可欠と確信し、これを民
進党の考えに、次の総選挙の旗に、という思いで代表選に出馬しました。

【塩田】代表選出馬の段階で小池さんの国政進出や小池新党を意識していましたか。

【前原】それはありました。蓮舫さん辞任の直接の原因は都議選惨敗でしたから。小池
さんは次は国政に出てくるのでは、と言われていたので、非常に意識していました。

【塩田】「安倍晋三首相が解散を決意か」と報じられたのが9月半ばでした。

【前原】さみだれ式に離党者が出て、代表就任後、リスクマネジメントしなければという
状況に加え、幹事長予定者がスキャンダルで起用見送りどころか離党となる。足元を
見透かすように解散に打って出たわけですが、私には2つの選択肢がありました。一つ
は共産党、社民党、自由党との野党共闘、もう一つは小池新党との連携です。

日米安保条約破棄を唱え、消費税を認めない共産と政権選択選挙で組むことには非
常に違和感があった。離党者もそこが大きなポイントでした。私はど真ん中に持ってい
きたいと思った。一方、小池さんが希望の党結成を表明した直後の毎日新聞の世論調
査で「総選挙での比例区投票先は自民29%、民進8%、希望18%」と出た。民進党内は
さらに浮き足立ち、集団離党もという雰囲気になる。私は小池さんと組むしかないと決断しました。



前原の解党については、色々情報がでてくるが、「リスクマネジメント」 が目的だったとか、
100%前原が主導権握っているとかいう事情はでてこないw