フルデジタルってのは信号処理にアナログ増幅が含まれてないって意味で
スピーカーやコイルや振動する空気や人間の耳がアナログとかいうのとは無関係

電圧によるアナログ増幅だと16bitのダイナミックレンジでも精度としては6万5千分の1
これがデジタルアンプ等のPWM変調によるデジタル増幅の場合、精度はクロック依存になるので
精度としては10万分の1から100万分の1くらいになる
アナログ回路で16bitのダイナミックレンジを確保するのはかなり困難かつ高価になるが
これがクロックであればたかだか数百円レベルの部品でアナログを1桁から2桁超える精度が得られてしまう
これがフルデジタルのメリット

次に振動する空気とかの話をすると、どんなに静かな部屋でも20から30dbくらいの騒音はある
スピーカーの最大出力を聴力障害の起きないレベルに抑えると70dbくらいになる
差し引き40から50db
これが通常の試聴環境のダイナミックレンジ
精度で言えば百分の1から千分の1くらいしかない

ちなみに人間の聴覚のダイナミックレンジは120dbと言われている
精度で言えば100万分の1くらい