>>599
以前から一貫してスチル三脚はエレベーター付きが標準である理由は単純明快。
撮影アングルの重要な要素である高さを簡易に微調節したり、本来の安定が大きく損なわれるのは承知で緊急的に大きく伸ばして高さを稼げるようにしてある方が便利だから。

だから、必要な場合に一々脚の長さを調節しないで即座にちょっと下げることができるように、エレベーターは最初から少し伸ばして運用するのが基本。
もちろん「常に必ずそうではない」から、状況に応じて適切に判断して運用する。
杓子定規にどうしなければならないとかいう問題ではあり得ないから、運用者が柔軟に対応することを当たり前の前提とした話なんで念のため。

高さの微調節の必要がない条件もあるから、そういう条件でしか撮らないならエレベーターなしで問題ない。
また、微調節した方がアングルが良くなるのに気が付かないか、気がついても面倒だから妥協してそのまま撮る、とかいうなら関係ないんだけどね。

ちなみに映画ビデオ撮影では、撮り方狙い方の方向性の違いの関係で、高さを細かく調節はしないのが一般的で、かつ、使用する機材の物理的な問題もあって、エレベーターはない三脚を使うのが原則。