馬鹿向けにわかりやすく言うなら、我々が目にするデジカメ画像の色は最低でも

光→カラーフィルタ→PD→アナログゲインアンプ→デモザイク

という工程を経て作られます。PDの光電効果は決まっているので、人間が弄れるのは
 カラーフィルター、アンプ、デモザイク
の3者です。デモザイクアリゴリズムは多種多様にありえますが、基本的にメーカー固有のフォーマットに対応した処理を個別に持つので
メーカーはこの3者を自由に決められる前提のもとカメラを作ることができます。

例えば、G画素を極端に低いレベルでRAWファイルに記録しているとしましょう。
デモザイクの段階でRBが強い紫色に染まったような画像を生成する現像ソフトがあるでしょうか
ないですね。とうぜん、現像ソフトが内々にGをデジタルゲインアップして「ホワイトバランス」をとります。
こうして”どんなRAWファイルであれ”一見して肉眼で見たような自然な画像がつくられるわけです。

RAWだから同じ特性になる、など間違ってもあり得ないことが簡単にわかりますし
そのような偏りがあれば、現像工程で大きくスライダーを動かせば破綻しやすい色が出にくいなどの弊害がでることも容易に想像できる、というわけです