ハリルの特徴は特にワールドカップ本番で相手を丸裸に分析して、相手の長所を潰し短所を攻めるやり方なんだよな

例えば最終予選ならホームサウジ戦、アウェーUAE戦、ホームオーストラリア戦などがはまった試合
アウェーオーストラリア戦もそれに近いが

ハリルは年末年始からコロンビア、セネガル、ポーランドの過去4年間の試合を全部見て分析すると言ってたから
おそらく本番のあらかたな分析は終わってたはず


ところがハリルの問題は、相手を分析してそれに対応するリアクションサッカーだから
親善試合みたいな情報が少ない相手には分析不足でうまくハマらない場合が多い
また相手がやり方を変えて来た場合の対応が苦手

ウクライナ戦は長谷部も事前情報と相手のやり方が違ったって言ってたから、情報分析が不完全な親善試合で上手く試合出来てるのも少なかった

後者の問題は、例えば相手が中盤の人数を増やして来たアウェーサウジ戦や、逆に中盤の人数を減らして来たE-1韓国戦みたいな
ハリルのマンマーク気味のやり方を逆手に取って来た相手への対応は後手に回っていた



あとはリアクションサッカーは相手ありきのサッカーだから
DFラインGKなど、元々リアクションありきのポジションは別だけど、中盤より前の選手はやってて面白くない
さらに分析がズレてればボールも取れずにフラストレーションは倍増


日本はワールドカップレベルでボールを保持して回せるほど技術力もないから、縦に速くは理には叶っていたが
いかんせんリアクションサッカーに特化したハリルを、以上の問題から最後まで意図を汲んで耐える力は協会や攻撃の選手にはなかったな

ハリルは本番で分析が功を奏して勝ちあがれる可能性もあったが
それも日本の力を考えれば五分五分で、耐えられず解任って感じだろうね