■釜本氏が指摘 “賞味期限切れ”の本田圭佑を今こそ切るべき(1)
6/14(木) 12:00配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000026-nkgendai-socc

まず最初に断っておきたいことがある
初めて日刊ゲンダイ紙上で「ついに本田の賞味期限が切れた」とコメントしたのは2016年10月のロシアW杯アジア最終予選イラク戦である

そのときの彼のパフォーマンスが、あまりにも全盛期のそれとかけ離れていたからだが冒頭に賞味期限の話をふったのは
もちろん「本田の限界をいち早く見抜いていた」と自画自賛したいからではない
明らかに衰えの見えるMF本田圭佑(32)が、どうしてロシアW杯本大会まで“生き残ったのか”を踏まえながら
「本田は必要なのか?」を検証したいと思うからである

ロシアW杯前の最後のテストマッチとなったパラグアイ戦(12日)にトップ下で先発したMF香川真司(29)は
8日のスイス戦に同じトップ下で先発した本田よりも格段に好パフォーマンスを見せた

自ら積極的に動いて守備もこなし鋭いドリブル突破が持ち味である左サイドハーフのMF乾貴士(30)
スピードを生かしてグイグイと相手ゴールに迫る右サイドハーフのFW武藤嘉紀(25)と連係を図り
相手ゴールに迫っていった

中でも乾のプレーは出色の出来だった
序盤から果敢にドリブルで仕掛け、ミドルシュートを放つ場面もあった
香川からの絶妙ラストパスをふかす場面もあったが、この積極性が後半の2ゴールとして実を結んだ

香川と乾、武藤、そして1トップのFW岡崎慎司(32)とのスピーディーで息の合ったコンビネーションを見ながら
「この試合に本田が香川に代わってプレーしていたら日本代表はどうなっていたのだろうか?」と考えた

スイス戦で本田は4年ぶりにトップ下でプレーした
ハリルホジッチ前監督時代は「攻撃的な右サイド」が主戦場だったが、もともと運動量が少ない上にスピードと守備力に難があり
本田がボールをキープすると【細かいパス回しからスピーディーな攻撃】が停滞することが多くチーム全体がギクシャクする場面が目立った
サイドでは使いづらい選手だった
だからといって今現在の本田にトップ下をこなせるだけの能力があるか?
と聞かれると「NO」と答えるしかない

スイス戦の本田は「攻撃にブレーキ」をかける役回りだった
日本の攻撃陣が相手アタッキングゾーンに入っていけなかった理由に
「ボールを受けた本田が攻撃を差配できなかった」ことが挙げられる

そもそもトップ下というのは運動量のある選手が務めるべきだろう