■釜本氏が指摘 “賞味期限切れ”の本田圭佑を今こそ切るべき(2)
6/14(木) 12:00配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000026-nkgendai-socc

神戸入りの決まったスペイン代表MFイニエスタは中盤をフラフラ動きながらボールの近くに陣取り
ひとたびボールを受けるとイマジネーションあふれるプレーでシュートをお膳立てする
彼ほどの運動量とビジョンが伴った選手は日本にはいないが、せめて運動量でかき回すくらいのことはやって欲しい

絶対的に運動量の少ない本田はボールを受けると相手選手にすぐに囲まれてしまい
寄せられて潰されるか横パスやバックパスに逃げるしかなかった

もっと素早く動いて相手選手と離れたところにポジションを変えるとか味方攻撃陣との距離感を修正して連係を図るとか
そうしたプレーはまったく見られなかった

スイス戦での本田からは、手詰まり感だけが印象に残った

本田が日本代表で生き永らえたのは「本田を脅かすような選手が出てこなかったから」である
トップ下の座を争っていた香川が能力をフルに発揮してポジションを奪ったり、右サイドハーフからベンチに追いやるような若手選手が出現していれば
本田は賞味期限の切れた選手として、もっと早く“代表に不要な存在”になっていた

前々から感じていたことだが、香川を筆頭に代表選手たちは「本田に遠慮しながらプレー」してこなかったか? 
10年南アW杯16強入りの立役者にしてイタリアの名門ミランで背番号10を背負った大物選手として
さらにはビジネス界でも話題を提供している本田を「必要以上にリスペクトし過ぎ」てはいなかったか? 

言うまでもない
ピッチ上では、そういった遠慮は一切無用である
早大の後輩でもある西野監督に問いたい

「今こそ本田を切るときではないか?」
その決断を下すのは「今」ではないか?
指揮官の勇気が求められている
(釜本邦茂/日本サッカー協会顧問)