例えばJリーグは、ベルギーリーグとさほどレベル差がないと思うが、やはり重要なのは個々の国際舞台での経験だ。プレーと判断の速さを磨き、
肉体的な強靭さも欠かせない。アジア以外のさまざまな国から来たトッププレーヤーたちと戦うことでしか、体得できないエッセンスがある。
 
 Jリーグは素晴らしいリーグだが、そこにある“世界”は狭い。トッププレーヤーが海外に出ていくのは当然の流れだ。
今大会のイングランド代表メンバーはすべてプレミアリーグの選手で構成されていた。外部からどんどん優秀な
プレーヤーがやって来るのだから良いと考えればそれまでで、個人的には、彼らにはやや内弁慶な一面が垣間見えた。
国外で揉まれていないためか、どこか図太さに欠け、個々の経験不足が気になった。