東京五輪代表の3バック候補

○○○○○ リベロ ○○○○○

【冨安健洋 序列1位】19才 188cm
ベルギーのシント=トロイデンで不動のレギュラー。 アビスパ時代に井原監督の下でボランチからCBに転向した。代表ではドイツ遠征・U20ワールドカップ・トゥーロン大会などに出場。
3バックの中央でDFリーダーを務め、A代表にも初招集された東京五輪世代No.1CB。空中戦・地上戦に強いだけでなく賢さ・自信・冷静さも備える。
両足のボール捌きが素晴らしく、ビルドアップに度々参加して正確なロングフィードで攻撃の起点になる。危機察知能力にも優れておりゴール寸前のボールを間一髪でクリアする場面も。
かつて見られた軽率なプレーは影を潜め、スピードも程々にあり元ボランチだけに運動量も豊富。CBとしての完成度の高さで他の選手の追随を許さない。

【立田悠悟 序列2位】20才 189cm
エスパルスで右SBのレギュラー確保。代表ではアジア選手権・パラグアイ遠征・アジア大会で不在の冨安に代わり3バックの中央に入った。
特にアジア大会では7試合中6試合に先発して獅子奮迅の活躍。決勝の韓国戦では強気のインターセプト・長身を活かした空中戦・厳しいマークでファンウィジョを無得点に抑えた。
クラブでは右SBとして果敢な攻め上がりからクロスを供給、日本人DFとは思えない強烈なミドルシュートを放ち、敵のペナルティーエリアまで走り込みゴールを決めることも。
しかしテクニックは改善の余地がありスピードもSBとしては速い方ではない。冨安に負けじと海外移籍にも意欲。

【中山雄太 序列3位】21才 181cm
レイソルでCB、SB、ボランチを務めるユーティリティー選手。代表ではU20ワールドカップ・パラグアイ遠征・トゥーロン大会などにレギュラー出場。
各世代の代表で中心選手の1人として活躍、フィジカルやテクニック、統率力に優れており左足の正確なキックとクレバーなプレーで試合を組み立てる。しかしハイレベルな外国人選手と戦うには高さと速さに不安が残る。
以前は代表で不動のCBだったが冨安・板倉ら長身CBおよび杉岡・大南ら俊足CBの台頭によりその座を脅かされ、トゥーロン大会ではボランチでキャプテンマークを巻いた。
彼が怪我のため長期離脱して以降、レイソルが低迷して降格圏へ落ちたことは彼の存在の大きさを物語っている。

【町田浩樹 序列4位】21才 190cm
アントラーズで熾烈なレギュラー争いを展開。代表ではドイツ遠征で出場。圧倒的な高さで空中戦を支配し左足から正確なフィードを放つ。ひ弱な印象があったフィジカルも強化されスピード勝負も苦にしない。
中田浩二直伝のラインコントロールも持ち味。かつて粗削りな面がありクラブの厚い選手層に阻まれ伸び悩み、 冨安・中山・板倉ら元ボランチの選手に代表CBの座を奪われる辛酸を舐めた。
怪我もあり昨シーズンを棒に振ったが今年復活、クラブで出場機会を得てビルドアップなどに成長の跡が窺える。代表から長く遠ざかっているが順調に成長すれば復帰は間違いない。

【庄司朋乃也 序列5位】20才 187cm
セレッソからJ2ツエーゲンへ移籍してレギュラーを確保。代表ではタイ遠征とアジア選手権で3バックの中央や右CBを務めた。長身を活かした高さだけでなくスピードを備え、正確なフィードを放つ。
ポテンシャルの高さゆえかつて東京五輪世代No.1CBと目されていたが、怪我もあり伸び悩んだ。テクニックや人見知りで無口な性格を改善したい。