ザッケローニが見たベルギー戦。後半ロスタイムのコーナーキックの選択は正しかったのか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/toyofukushin/20180703-00088081/

「あの場面に関しては、イタリアでも多くの議論がされている。
多くは、なぜ本田はあの場面で普通にコーナーキックを蹴ったのか、という批判だ。
得点を狙わずにコーナーフラッグ付近で時間稼ぎをするべきだった、というわけだ。
しかし私はその意見には反対だ。あの場面はあくまでゴールを狙いにいくべきだった。
CKを蹴った選択は正しかったんだ。
 しかし、問題がひとつだけあった。それがCKを蹴った後のリスク管理ができていなかったこと。
相手のカウンターへのマークが明らかにおろそかになっていた。
日本はあの場面では前線に7人をかけていた。
それ自体は問題ないし、最後の時間帯での得点は狙うべきだ。
しかしボールロスト後のリスクを考えた選手配置、これができなかった。
ポジショニングが悪く、マークは緩かった。そこをベルギーは完璧な形で突いてきた。
しかし繰り返すが、あの場面で時間稼ぎするべきだったという意見に私は賛同しないし、選手の個人批判はすべきではない。
最後まで得点を狙いに行った日本を、私は誇らしく思っている」