ていうか一種の戦争であり、社会闘争なんだと思う。

アメリカがなぜサッカーが弱いのか、気になって調べてみると意外な事実が判った。
実はサッカー人口もサッカーが出来る施設もアメリカがダントツに世界一らしいね。
にもかかわらず、サッカーが弱い理由は
まず、自国発祥ではない事。
そして,アンフェアなスポーツ、運が勝敗を分ける要素が大きい、野蛮である、
相手の弱い所を突く卑怯なスポーツである、というイメージがあって、
「強く正しいアメリカ」を自任するお父様方は子供にサッカーをさせたがらない。
なおかつ、イギリスではブルーカラーの娯楽である、つまりアメリカでは黒人層がするべきものという
白人優越主義に基づく蔑視感情があるせいなのだとか。

これは、やはりサッカーの強弱が成熟度や浸透度ではなく、国民の資質や文化、
社会構造に大きく影響を受けている事の証明だと思うよ。
日本にスポーツを伝えて根付かせたのはアメリカだ。
あの国ではブーイングは敵ではなく卑怯な行為、臆病者に、拍手はファインプレーをした者に、
いずれも敵味方を問わず送られる。
そのスポーツ観はその弟子である日本も全く同じ。ソレはあくまでも「鑑賞者」としての立場だ。

一方ヨーロッパは違う。あくまでもチームは自分達の分身、代表者であり、自分たちの代わりに他国、
そしてすましたツラした上流階級と戦う兵士なんだよ。
選手達も同じで常に自分がこの国、その地域の住民全ての為に戦っているという意識を当たり前のように持ってる。
イギリス、イタリア、ドイツといったもともと小さな国が寄り集まってできている国が強いのもこのせいだろう。

肉体的な物もさることながら、この感覚の差は相当でかいと思うな.