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 戰前戰中は高學歴だらうが低學歴だらうが皆等しく正字正假名であり、況や小學生に於てをや。
詰り正字正假名は何等高尚な者でも何でも無く、其の程度の者でしか本來無い訣である。
正字正假名を遣ふ縡に關して「學を衒つてゐる」だのと云ふ手合もゐるが、其は餘りにも自虐が過ぎると云ふ者である。
 而して此の理窟は嘗て日本人の普通の衣服であつた着物が現代にも著られる縡に關する議論にも其の儘當嵌るのである。
着物は本來特別高尚な者では無いのだと。