・MB商法の今後
さて、以上がMB商法の概要でした
こうしてMBは巨額の富を手に入れましたが、実は破綻がすぐそこまでにやって来ています

というのもMB理論は元々「ノームコア」に合わせて組まれた物で
近年の流行の「ビッグシルエット」にまったく対応していません

ルーズなシルエットはMB理論ではMBカジュアルに分類される要素なので
それを取り入れ、「MBドレスを7、MBカジュアルを3」の比率にしようとすると
ただでさえ少ない洋服の選択肢がほとんどなくなってしまうのです

本人も自覚していて最近は何とか理論に修正をかけようとしていますが
根本的な所なので不可能です(本人も自覚しています)

結局の所、詐欺は騙された側が騙されたと認識した時が終了の時なので
その時までに稼げるだけ、稼ぐ、これが鉄則です

実際にMBは異常なペースで色んな企業とコラボをしています
これも最後の取り込み詐欺のような物で、稼げる内に稼ごうという意思が見てとれます
(普通に考えればドン・キホーテでネックレス付き1990円のTシャツはおかしいと気がつきそうなものですが)

後は残った強信者(狂信者)をターゲットに行ける所までいく、という形でしょうか
ある程度の本当にどうしようもない人間は残りそうな気がします(それと虚しさも残るでしょう)



さてさて、こうして詐欺商法の実例を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
騙す側にもきちんとした下準備があるという事が、皆さんも理解できたのではないでしょうか

人の欲望は尽きることを知りません、
たとえMBが失脚しても、第2、第3のMBが現れるのでしょう
そういった意味ではMBとは、人の業が作り出した化け物なのかもしれません