まずは各年代のヴィン綿のDNAを抽出し、解析に出してヴィン綿のクローンを作製
それをアメリカはカリフォルニアのサンフォーキンにてシエラネバダ山脈の雪解け水で育てる
現地にて当時の肥料、農薬、栽培方法を現地の当時を知る農民、歴史学者、資料等も頼ってとにかく当時の綿を作る
摘み取った綿を、半分は現地のコーンミルズに相当する歴史のある紡績会社、もう半分は日本に持ち帰ってカイハラにヴィンの糸をそれぞれ見本として渡し、同じになるように紡績を依頼する
加工会社にて各年代のヴィンのデッド生地の色落とし加工をしてもらう
各年代の色みの違いをここで確認しておく
カラーコーディネーターなど、色のプロフェッショナルとしての本職やヴィンテージを常に何本も見てきている藤原や草薙等も呼んでも見てもらっておく
ロープ染色試験機にて出来上がった糸を力織機で織る生地にして1m分の糸だけそれぞれ様々な条件で染色、糊付けそれぞれの糸を小ビームとしてまとめる
G3織機にて熟練工にそれぞれ織ってもらう
ここではウエアハウスに協力を仰ぎ、バナーデニムの織り方等の知見を授かる
出来上がった生地を加工会社にてヴィンデッド生地と同条件で色落とし加工をしてもらう
どれかの年代と同じ色みが出来るまでこの工程を流れ作業のように何度も繰り返す
同じ色みに近づいたらその染色レシピを基準としてそこから条件を徐々に変えていき、調整する
また、鉄くぎ、硫黄、石炭のすす等色々なトッピングも試す等して色の本職達にも見てもらい、各年代の色みを完成させる